ELECTRIC GARDEN


販路の境界を曖昧にした佐野元春の試み

概要
当時、アーティストが手がける音楽はレコード店で買うものと決まっていたが、この商品は本屋で売られる初めての音楽だった
版元:小学館
定価:2,980円

内容
LARGE BOOK ELECTRIC GARDENT
随筆、絵、Q&Aなど
SMALL BOOK ELECTRIC GARDENU
写真集
CASSETTE ELECTRIC GARDENV
A面
リアルな現実、本気の現実 PartTU
52nd Ave
夜を散らかして
Sleep
B面
再び路上で
N.Y.C.1983-1984年
DOVANNA

トピックス
カセット「ELECTRIC GARDENV」は佐野元春が初めて作品として発表したポエトリーリーディング
活字にこだわらない商品の書店販売は、当時出版業界では大きな反響とはならなかったが、その後、書店ルートで販売する商品に自由度を与えた

【 時系列の記録 】

1985年4月
「VISITORS TOUR 84-85」の大都市限定追加公演「VISITORS TOUR SPECIAL」会場で、席の上に「ELECTRIC GARDEN」のフライヤー(当時は皆チラシと呼んでいた)が置かれていた
1985年5月
全国の書店で発売
2000年12月
CD「Spoken Words Collected Poems 1985-2000」にELECTRIC GARDENVの音源が収録された
発売から35年が過ぎ、SMALL BOOKはページが外れてしまったが、カセットを鳴らすと今でもあの頃と同じビートを打ち込んでくる
2021年3月現在、オークションで1,000円前後の相場。カセットを聴くだけでも買い直す価値がある

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