しらべるが勧めたい一冊


特に学ぶことが多かった実用書、読み甲斐があった娯楽小説をご紹介します



【2007年10月 】 

「がんから5年」岸本葉子 文藝春秋 2007年9月
病に震える人が、何かを感じることができる、赤裸々な文章。


【2007年5月 】 

「自分でつくった癌だから」 玉田由紀子 文芸社 2000年9月
ガン手術から5年を経過した筆者の回顧録。愛犬の死、医師の心ない言葉。一般人だから書ける実直なことばに心打たれる。

「ブとタのあいだ」小泉吉宏 メディアファクトリー 2007年2月
理想の自分を目指さないで生きることについて、論理を得ることができる

「夢をかなえる洗脳力」苫米地英人 アスコム 2007年4月
時間は未来から過去へ流れているという価値観は、すべての人に一石を投じるもの


【2007年4月 1/67】 

「わたしは甘えているのでしょうか?27歳・OL」村上龍 青春出版社 2006年9月
雑誌「SAY」連載記事の単行本化。読者の相談に村上が答える。村上ファンにとってはいつもの当たり前な回答が心地よい。そうではない人の中には「目からウロコが落ちる」といった気持ちの悪い感想を言う人がいるかも知れない。


【2007年3月 1/30】 

「地球温暖化は本当か?」谷沢潔 技術評論社 2007年1月
ステレオタイプな環境問答に対して、新しい視点を持ちたい人は読む価値がある



【2007年2月 1/44】 

「東アジア共同体をどうつくるか」進藤 榮一 筑摩書房 2007年2月
珍しく書名と内容のストーリーが一致している好著。読む側がこのように知りたいだろうという視点で詳しく書かれている



【2007年1月 1/54】 

「本気でいいたいことがある」さだまさし 新潮社 2006年4月
さだまさし初めての新書版随筆。日本社会がおかしい。彼がそれに平易なことばを与えている



【2006年12月 2/71】 

「個性を捨てろ!型にはまれ!」 三田紀房 大和書房 2006年12月
一つの価値観として、20台のサラリーマンは読んでおくとよい。参考にしないことが痛快な本


「一瞬で自分を変える法」 アンソニー・ロビンズ 本田健(訳・解説) 三笠書房 2006年11月


【2006年11月 3/121】 

「お母さんはここにいるよ」 河田真智子 毎日新聞社 2006年10月
障害児を持つ親に救いとなる本


「洗脳護身術―日常からの覚醒、二十一世紀のサトリ修行と自己解放」 苫米地英人 三歳ブックス 2003年4月
自分から変わる、その日から効果が出る。図書館で借りたが、読んだ後、買った

「カリスマ人を動かす12の方法−コールドリーディング なぜ、あの人は圧倒的に人を引きつけるのか? 」 石井裕之 三笠書房 2006年9月
恋愛、仕事の駆け引き、メールやブログ文章の作成において、役に立つテクニックがいくつか、掲載されている


【2006年10月 1/161】 

「あしたの発想学」 岡野雅行 リヨン社 2003年7月
痛くない注射針で有名な岡野工業、岡野社長。「ウチがモノを作ると景気が悪くなる」という一節に、日本の未来像が見える


【2006年9月 1/135】 

「世界の日本人ジョーク集」 早坂隆 中央公論新社 2006年1月
冗談は真実を伝える。これを1冊読むだけで、世界の人々が互いの国に抱いている印象が把握できるという珍しい本。


【2006年8月 1/94】 

「本気でいいたいことがある」 さだまさし 新潮社 2006年4月
「精霊流し」「解夏」と小説のヒットを飛ばす作者が手がけたエッセイ。彼が書くとなんでもわかりやすくなってしまう


【2006年7月 2/71】 

「国家の品格」 藤原正彦 新潮社 2005年11月
論理的なことに誇りを持っていた人はこの本で「情緒」に出会う。惻隠の情、愛の順番、文学の下敷きを持つ数学者が論理と情緒を明快に解説した希有な書。思考停止した人の心にはあまり響かないかも知れない




【2006年6月 3/60】 

「病気にならない生き方」 新谷弘実 サンマーク出版 2005年7月
お茶、揚げ物・・体によくないものの根拠を挙げる。「1日に2リットルの水をのむとよい」と書いている本は沢山あるが、何時に飲むかを書いてあるのは珍しい。長生きしたい人は健康本を手に取るならば、まずこの本から

「なせば成る」 中田宏 講談社 2003年11月
偏差値38から大学を目指し横浜市長の現在に至る自叙伝。世の中にもの申すだけでなく実行を伴う政治家であることがうかがえる

「世界のサッカーエンブレムW杯&南米エディション」斉藤健仁 野辺優子 ニ出版社 2006年4月
サッカーW杯32か国代表チームエンブレムの由来をまとめている


【2006年5月 6/87】 

「食品の裏側」 安部司 東洋経済新報社 2005年11月
食品添加物のプロが素人にシンプルに語る好著

「欧州サッカー選手名鑑2005→2006」 杉山茂樹 廣済堂出版 2006年2月
最も詳細な欧州サッカーデータ集+ドイツW杯代表予想リスト

「ありがとうの伝説が始まる時」 渡邉美樹  中経出版  2004年11月
和民社員に向けた社内向けビジネスレターを一冊にまとめて発表

「仮説思考」 内田和成 東洋経済新報社 2006年3月
SEプロジェクトマネージャーは取り入れると面白い

「毛髪革新」 世界毛髪科学芸術研究所 現代書林 2005年9月
毛髪サロン、育毛剤、何も恐れず問題を指摘している


【2006年4月 2/66】 

「盾」村上龍 講談社 2006年3月
13歳のハローワークと装丁は似ているが、大人が自らを振り返る本としても読める

「県庁の星」桂望実 小学館 2005年9月
織田裕二主演映画の原作。映像を目に浮かべながら読む、一風変わったおもしろさ


【2006年3月 1/30】 

「マッスルユニットトレーニング」加瀬建造 ベースボール・マガジン社 2006年1月
これまでストレッチを信じてきた人びとに、別の角度からの情報として価値がある


【2006年2月 2/60】 

「四十でがんになってから」岸本葉子 講談社 2006年1月
がん手術後五年間の不安な時期を過ごす著者、その先の人生に思いをはせる文章に声援を送りたい

「成りあがり」矢沢永吉 角川書店 1980年11月
あまりの洗いざらいのことばに速読できなかった


【2006年1月 4/70】 

「エコマラソン」西一 評言社 2004年2月
自分勝手ではないマラソン。パワーウォーキングの話しはマラソン初挑戦者は読んでおきたい

「老ける人と老けない人はここが違う!」下方浩史 扶桑社 2003年12月
これからの時代は健康。40歳代以下の世代は惨めな老後を送らないために読むとよい。50歳代もぎりぎり間に合うかも知れない。アンチエイジングを念頭に置く人に好適

「きみも走れる42.195km」宇佐美彰朗 自由国民社 1994年9月
子ども向けに書かれているところが珍しい。小中学生とマラソン指導者は一度読むと良い


【2005年12月 5/76】 

「誰も知らなかった!健康テーピング」山本忠雄 実業之日本社 2004年6月
貼るだけのテーピング解説。素人テーピングではベストの入門書


「私の遠藤くん」吉村達也 集英社 2005年10月
深層心理をうまくついていて、やられた!と思う展開が巧い

「マラソン完走BOOK」谷川真理 成美堂出版 2003年10月
写真が多くフォームがよくわかる。谷川の解説は素人にもわかりやすく親切

「賢く走るフルマラソン」田中宏暁 ランナーズ 2005年3月
マラソンを走る人、必読〜それ以外の言葉は不要な本

「これならわかる!郵政民営化」松原聡 中央経済社 2005年11月
珍しくタイトルに偽りのない本。よくわかって書いている。本が薄いのもよい。


【2005年11月 3/128】 

「生協の白石さん」白石正則 講談社 2005年11月
大学が懐かしくなる。一時心温まる

「40歳からのフルマラソン完走」梅方久仁子 技術評論社 2005年11月
マラソンを見るのが好きな人ならば一度読むと、その後の人生が変わる

「東京DOLL」石田衣良 講談社 2005年7月
都市の女への恋。描写が切なく冴えている。


【2005年10月以前】 
*過去分は順次、掲載していきます

「金ではなく鉄として」中坊公平 岩波書店 2002年3月
朝日新聞に連載された自叙伝。生い立ちから森永ヒ素ミルク裁判まで。生きる力を見つめ直すことができる




凡例
【年月 紹介冊数/読書冊数】 
書名 著者 版元 初刷年月
書評

※一著者で複数著書がある場合、極力最もお勧めしたい書籍だけを掲載します


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今日の更新 Copyright silabel 初出2006年6月1日