ある提案が書き込まれていても、「賛成」「反対」「対案」のような発言はほとんど出てきません。ここで怖いのは、役職者の特長として「文章」「数字」など明確に目に見えるモノは最大限に評価するけど、そうでないものは目もくれないという傾向があることです。
「賛成」「これはいい!」という反応があると「評判がいい」ということになるのですが、わざわざ言うことじゃないよなぁと思うのか、誰も書きません。そして実際には、反応がないので「評判が悪い」と結論づけられるのです。
またその逆もありで、とても使いづらいシステムや方向性が間違った提案に対して「改善求む!」「反対」の発言がないと「改善の必要なし」「問題ない」と片づけられるのです。
支社やスタッフ部門にいる人は、本社部門の人が「こういう案を検討していますよ」と書くと、「なんだ本社はそこまでやってくれているのか」と安心してしまいます。でも、それは本社の人はちょっと言ってみただけで、そこから決裁者のところを通すのが大変なのです。
おかしな言い方ですが、たった1人〜2人が言うことでも、心に思っただけで黙っているのと、「会議室」に書き込むのでは、ヒラ社員と役員の発言くらいに重さが違うのです。
それから、「イントラネットで発言するなんてバカのやること」とばかりにパイプのある人に個別に根回しする人がいますが、こればれたら良識のある人たちから「腹芸の達人」の称号を与えられます。
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