【自転車の現実】
自転車はなぜ怖いか?
■免許制度がないので、誰でも公道を走ることができる
■軽車両扱いなので左側通行だが、運転者にその意識がなく、左右お構いなしに走る。クルマを運転していると道路の左右に分かれて自転車がやってくる
■クルマや人とぶつかっても、小回りがきき逃げ足が速いので、加害者となった自転車の大半は逃げてしまう
■マラソントレーニングで走っている時、もっとも怖いのが自転車
自転車は死角の交差点の内側ぎりぎりを高速で曲がってくる。自転車は傷まないが、走っている方は怪我を負う
■歩道を歩いていて、最も怖いのが自転車
自転車は歩行者を保護する立場にあることを認識していない。歩行者よりも自分が優先だと思って走っている運転者が多い
■クルマを運転していて最も警戒するのが自転車
自転車は不意に大きな動きをする。一時停止の交差点を停まらず飛び出してくる。接触された場合、クルマに傷を負う
ぶつかってきても道交法ではクルマが加害者となり、免停、罰金処分を受けるのはドライバーのほう
■自転車は傘をさして走る。携帯で話をしながら走る。スマホを操作しながら走る。いずれも違法だが、取り締まりがないので、やめさせる抑止力が働いていない
■自転車の安全運転基準は国家公安委員会が1978年に告示した「交通の方法に関する教則」に記されているが、自転車運転者にそれを教示する機会がないため、有名無実となっている
■「交通の方法に関する教則」2008年改訂のポイント
・自転車に乗せる幼児は1人まで
・傘を固定しない
・車道通行が原則だが、13歳未満の子供が運転する場合や車道が危険な場合は歩道通行を認める。ただし、その場合ヘルメット着用を努力義務とする【しらべるが唱える自転車免許制度】
すべての運転者を対象に免許制度を敷く
■対象範囲:公道
■対象年齢:小学生以上全年齢
■学科試験:4択50問 正解率80%以上
■実技試験:一本橋、クランク、8の時スラローム、信号路の走行
この実技試験4種目は、長崎県上五島新魚目町の魚目小学校で実際に行われていたもの。1種目20点で80点満点の試験。合格しないと公道を走ることはできなかった
(1972年当時。 2007年の現状は未調査)
【現実の自転車免許制度】
2002年、東京都荒川区は自転車免許制度を開始した
だが、強制力はなく受験した人に標章を発行するだけ。「認定証」の性格のものに、わかりやすく免許証という名前をつけたもの。こういうのは免許制度とは言わない
荒川区はこれを「日本初の免許制度」と謳っている。自治体主導のという但し書きがつけば、それも誤りではないが、上記のように35年前に免許制度は実在していた【しらべるが唱える自転車行政】
■政令市はすべての鉄道駅から半径5kmに自転車専用道路を設ける
■道路交通法の摘要を普通車に準ずる
・駐車違反、レッカー移動など同様の罰則
・一時停止などすべての交通違反で同様の反則金
関連記事
自転車記事もくじ
自転車 自転車の歴史
自転車ルールの歴史
Tweet