RZ350(初期型)

最終更新 2014/8/30
【あーるぜっと さんぱん
「青い流れ星」と呼ばれたヤマハの2サイクル・オンロードバイク

概要
発売:1981年3月
価格:408,000円
エンジン種別:2サイクル
排気量:349cc
馬力:45ps

先行して発売された「RZ250」の350cc版。251ccを超えると車検を受けなければならないためセールス的には難しいと思われたが爆発的人気となった
後に出た日本初のフルカウル市販バイクRGΓ250が46万円。そこから各社共、一気に瀟洒な作りとなり価格が上がった。RZは贅沢な部品を使わず、手頃な価格に抑えられていた

白地に水色のライン(タバコのパッケージの色にちなんでゴロワーズカラーと呼ばれた)という上品なデザインと当時のバイクでは常識はずれの加速性能のアンマッチが受けた
2サイクルでガソリンを食うこともあって、当時のバイクの中では格段にガソリンタンクが大きかった。先行発売のRZ250が市販バイク、ガソリンタンク巨大化のはしりである
リヤタイヤにはスポーツタイヤの元祖となったダンロップTT100を標準装着。他バイクのオーナーがわざわざ買い換えて付けていたTT100が最初から付いていることで尊敬を浴びた

発売直後、池沢さとしの連載マンガ「街道レーサーGO!」の題材となり「青い流れ星」「ナナハンキラー」のニックネームがついた。だが実際には「おっ、青い流れ星!」と言う人はいなくて「あーるぜっと」「さんぱん」と呼ばれた


タミヤのプラモデル「RZ350」に装着変身仮面ライダー旧1号桜島バージョンを乗せた

コレクターアイテム
プラモデル
田宮から初期型のプラモデルが定番で販売されている。カウリング装着、非装着の2通りで作れる。彩色も白、黒系、グレー系と少ないカラーで済み、綺麗にしあがる
プライズ
2002年、バンプレストからコンビニキャッチャー用アイテムで「YAMAHAイグニションライト点灯キーホルダー」が出た。RZ350初期型,250白を含む全5種。ミニキーをタンクに差し込むとヘッドライトが点灯する。タンクのラインがゆがんでいてリアルさに欠ける
チョロバイRC
デフォルメ造形ミニチュアバイクのラジコン。実売価格2,980円
チョロバイ
バンダイのデフォルメ造形の自走ミニチュアバイク。RZ250(白)は発売されている。350の発売を望む

発売当時はカウリングが運輸省から認可される前で、後にアッパー&アンダーカウルセットが4万円でメーカーオプションとして販売された
マフラーのネジが振動で落ちサイレンサーがよく外れた
長距離ツーリングでは15km/lまで伸びたこともあったが、市街地では5〜8km/lと乗用車並みにガソリンを食った
車体と同じデザインのヘルメットCLC350が35,000円で販売されていたが、お金がなくてRZ50用のCLC050、15,000円をかぶっていた
交番の隣りに住んでいたのに鍵穴を壊され盗難未遂に遭った。この時はバッテリーの接点を外していたので助かった。バイクは盗難に遭うことが多いが、特にこのバイクのオーナーには盗難経験者が多い

CB50S
RZV500R




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