Year2K(Kは1000を表す)
西暦2000年問題。
「99/12/31」のように、年を西暦の下2桁で処理している古いコンピュータは、2000年になると「00/01/01」と表示する。
コンピュータができたのは1900年代なので、西暦00年を「1900年」と誤認して起こる問題。
また「
閏年問題」や、その他に起こるかも知れない西暦2000年にまつわる問題の総称を「Y2K」と呼んだ。
警戒されていた交通・生活・
社会基盤の問題は起こらず、2000/1/1 00:50 には当時の
小渕恵三総理大臣が「安全宣言」を出した。
企業内
システムでは、無数のY2K問題が発生したはずだが、それを好き好んで公表する企業はなかった。
中小企業は「最初からあきらめている」と言われていたが、Y2Kで倒産したというニュースは聴かれなかった。
第一勧銀(現
みずほ銀行)が投じたY2K対策費は公称370億円(第一勧銀店内配布資料より)。
2005年現在、Y2K、2000年問題という言葉は世間から忘れられた。IT関係者でも話題にすらのぼらない。(2005年11月記)
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