◆21:00からカンプノウで行われる試合にさきがけ、選手の宿舎でもあるヒルトンバルセロナホテル地下1Fではレセプションが行われていた。
 ロビーは間接照明で薄暗い。そこにエレベーターから1人の選手が降り立った。
 TVカメラのライトがつく。インタビュアーがまぁちょっとここで止まってと行く手を遮る。
 その選手と僕の間に遮るものは何もない。
 「悪いかなぁ」と思いつつもフラッシュを焚いて撮影。
 彼はどこの言葉かもわからないコトバで少しだけコメント。
 テレビクルーが離れた後は、デジカメを構えた数人の男性ファンに囲まれるが、イヤな顔もせず(かと言ってにこりともせず)撮影に応じ、 Senol. はカンプノウへ向かった。
 この後、選手は一人もレセプション会場から出てこなかった。
 彼は最も遅くまでプレスに応対していたのだろう。
 これが Senol. とのファーストコンタクト。
 デコとの出会いの話しは「しらべるが行く!」で「イスラエルで留年」以降に連載