2006/6/9 NAC 時差ぼけで朝6時に目が覚めた。 テレビで「ドラゴンボール」をやっている。 ドイツで「かめはめは」にはこけた。 現地時間午後6時前に到着。 荷物が流れてくるのを待っていると、シャレで梱包した W杯の優勝カップが荷物と一緒にまわってきた。 みんなうけていた。 ジョン・カビラやウッチーが同じ便で乗ってきて、空港ではサポー ターと写真に収まっていた。 初戦をドイツが勝った。 街ではクルマはクラクションを鳴らし、若者たちは国旗を 振りながら大声で歌う。 ドイツ人は大盛り上がりだ。
2006/6/10 NAC 昨日は、近くにいたこともあり日本代表の練習を見た。 多くの時間をセットプレーとシュート練習に充てていた。 日本人がかなり多いのにはびっくり。 同じ飛行機で来たカビラとウッチーがCXのニュースで紹介していた ように川渕キャプテンも練習を見学していた。 練習が終わった後、小野伸二が一生懸命みんなにサインしている姿が 印象的だった。 ボン市内のG−JAMPSに行った後、レンタサイクルで市内観光。 お土産に頼まれているポルトガル代表グッズは見あたらない。 あるのは、ドイツ、ブラジル、アルゼンチン、イタリア... 日経と朝日新聞が駅に売っている。3.8ユーロ。 けっこういい値段。 その後、ボンのパブリックビューで決勝トーナメントで対戦する であろうアルゼンチンの試合(コードジボワール戦)を観戦。 両チームのサポーターはは半分半分というところ。 ドイツ人は皆、コードジボワールを応援している。 どうやらドイツが優勝するために、強い国には消えて欲しいと思 っているらしい。 いよいよこれからケルンへ移動。 初戦アンゴラ戦に臨む。
2006/6/11 NAC 今日は、いよいよアンゴラvsポルトガル 午前中、列車でケルンに移動してくると、駅にはポルトガルサポ ーターやアンゴラサポーターが集結している。ただ、ポルトガルの サポーターのほうが断然数が多い。 町を歩いていると、早速ポルトガル人でデコユニを着ているサポ ーターを発見(写真)でもデコユニ比率は低い。多いのは、フィー ゴとクリスチアーノロナウド。 駅から市電で30分ほどでスタジアムに到着。 数回のセキュリティ・チェックを受け、ようやくスタジアム入り。 試合は、日本の皆さんもテレビ観戦したと思うので、ここではテ レビには映らなかったデコの様子について。 ラッキーなことに私の席は、ポルトガル・ベンチの様子がよくわ かる位置。 試合開始前 ポルトガルは先発メンバーだけがピッチに出てアップを始める。 練習が始まったが、そこにはデコの姿がない。 入場 選手入場が始まる前に控えの選手が入場してくる。そこにデコの 姿を発見! 一人だけ黒いジャージ姿。腕時計つけて入場したデコは、明らか に他のサブ選手とは様子が違う。一見して今日の試合には出ないの だなとわかった。恐らくサッカーシューズも履いていなかったと思う。 デコの着席位置はベンチ中央。正面から左にキム、右にパウロ・ フェレィラ。 試合前半 デコは少し前かがみの姿勢で、足は八の字型に座り、目線はボー ルを追っている。時折隣りの選手と会話。たまに白い歯もみせる。 試合後半 最初は前半と同じ姿勢で観戦していたが、途中から足を投げ出し、 腕組みのポーズに変わる。隣りの選手と会話もしていて完全に観戦 モード。 試合の方はやはりデコ不在ということで、うまくゲームメークが できていなかった。簡単にボールを失う場面もあり、この先に多少 不安を残した初戦だった。 今日買ったポルトガルグッツは、マッチTシャツ(20ユーロ) と国旗(1ユーロ)。 マッチTシャツは最後の1枚。ラッキー!
2006/6/12 NAC 今日は新聞を買った。 ポルトガル、デコの記事を探すと、6行ほど書いてある。 内容はというと、 「チャンピオンズリーグの優勝者であるデコは、足の軽い 怪我のためにベンチでサブに控えていた」 こうして、新聞にも軽いと書いてあるので心配いらないだろうか。
2006/6/12 NAC 12日朝8時にボンを出発して、カイザースラウテルンに移動し てきた。 日本の試合は15時キックオフ。時間が読めないので3時間前に 着くように計画して、早起き。 マンハイムからの電車の中は日本とオーストラリアのサポーター で占められている。 電車は30分以上遅れて到着。早く出て正解だった。 まずは、FCカイザースラウテルンのオフィシャルショップを覗 いて、それからスタジアム目指す。スタジアムは小高い丘にあり、 だらだらと続く坂道に早くも疲れる。さらにスタジアムを半周しな ければならない。スタジアムに着いてから入場ゲートまで20分は 歩いた。 ゲートに着くと、男女別れての第一のセキュリティーチェック。 さらにチケットチェックの後入場。 かなり余裕をみていたのに、なんだかんだで、席に着いたのは試 合開始1時間前。試合開始に間に合わなかった人が多かったと思う。 さて、試合は皆さんご存知のように、日本の負け。 ここでは、スタンドの視点から試合を振り返ってみたい。 まず、日本選手の動きが後半に鈍くなったように感じなかっただ ろうか? この日、カイザースラウテルンはかなり暑かった。 温度計は38度を指していたので、ピッチ上はさらに暑かったはず。 実際、オーストラリアがフレッシュな選手を入れて3トップにし た直後の10分間で3点を取られてしまった。 ポルトガルのように1−0で勝ちきれるチームになるにはまだ、 経験が必要のようだ。初戦の大事さを痛感したのではないだろうか。 オーストラリア人も口々に「10分で3点は信じられない」と言 っていた。 試合後、中田が審判に挨拶した後、さっさとロッカールームに引 き上げたのに対して、中村は引き返してサポーターに挨拶にきたの が印象的だった。中田はかなり頭に血が上っていたのだろう。 試合後は、カイザースラウテルンの町中で、ドイツ人のおじさん、 オーストラリア人のメディアの人たちとチェコ戦を観戦。 「カイザースラウテルンの近くにはアメリカの基地があるんだよ」 とドイツ人のおじさんが言いつつ、アメリカを応援していた。 そうそう、オーストラリア人もアメリカを応援していた。
2006/6/13 NAC バーデンバーデンへ。 ここは、イングランド代表がキャンプしている場所。 町を歩くとイギリス人をよく見かけた。 バーデンとは「温泉」という意味で、ローマ時代からあるそうだ。 この日は「カラカラ浴場」でリフレッシュ。 その後、バーデン地方のワイン(ここは白より赤が有名)を飲み 過ぎ、帰りに携帯電話をなくしてしまった。 気づいたのはホテルに到着してから。 これで、日本との便利な連絡手段がなくなってしまった。 カラカラ浴場
2006/6/14 NAC 携帯電話の続き 翌朝、ワインを飲んだお店に電話したが「ない」という返事。 そこで、電車に忘れてたかもしれないと思い駅へ行く。 サービスカウンターで、乗った電車と区間を言うと、駅員さんが パソコン端末で照会したり、電話したりを数回繰り返したかと思うと 「バーゼルにあるので、明日取りにきてください。」 バーゼルと言えば、中田浩二がいるあのバーゼル! なんと、私の携帯はスイスまでひとり旅をしていた。 日本ならまだしも、外国でモノをなくしたら見つからないものだ と思っていた。すごいぞドイツ!! ということで、(どういうことだ) 今日はハイデルベルグへ。 ここには、大韓民国人とオーストラリア人がたくさん来ていた。 大韓民国やオーストラリアの試合を見るにはいい滞在場所のようだ。 ハイデルベルク城を観光した後、見たことのあるシドニーFCの ユニを着たオーストラリア人に話しかけると意気投合。当然、話題 はサッカー。 カズはいい選手だったとか、去年のトヨタカップ には行けなくて残念だったとか、オーストラリアにはクロアチアか らの移民が多い・・などなど 記念写真を撮り、写真を送るからとメルアドを交換。 僕たちは、メールで写真を送れる世の中になったことを、違う国 の友達同士が了解していることに、もう違和感を感じていない。 帰りのバスでは、大韓民国人のグループに出会い、私が好きな大韓民国の 選手や先日の試合のこと、さらには私が日韓W杯の大韓民国代表の試合 を見たという話題に・・・。 最後に大韓民国語を教えてもらい別れた。彼らは来週月曜まで滞在予 定だという。大韓民国人も「暑いですね」って言っていた。 町の中で見かけたポルトガル・グッズ。 デコ・ファンクラブのメンバーへのお土産を探したが、残念なが らデコモノはなし。 今回のW杯でデコが世界を驚かせば、この状況は劇的に変わるだろう。
2006/6/15 NAC 無事携帯電話が帰ってきた! 今日はシュツットガルトへ。 目的はスタジアムを見ること。ここでは一昨日フランス対スイス 戦が行われた。 明日はここでオランダ対コードジボワール戦がある。 町には既にオランダ人がたくさんいた! オランダ人はすぐにわかる。 みんなオレンジの服着てるから。 シュツットガルトのスタジアムは、次の日が試合ということもあ って、警備もしっかりしていた。
2006/6/16 NAC 翌日のポルトガル対イラン戦に備え、一日早くフランクフルトに やってきた。都会だ。東京みたい。人も多い。 ずっと田舎に泊まっていたので新鮮な驚きがある。
ドイツに来て初めて、半そででは肌寒い。 この街は、パブリックビューが最高。 ライン川の中に巨大なモニターがあり両岸から見ることができる。 しかもかなりの高解像で、ホテルのテレビよりずーっと見やすい。 写真では、わかり難いが、川に立っているのが巨大なモニター 明日はポルトガルの試合ということで、街にはポルトガル人が多い。 そうそう、ポルトガル人が話す言葉で「ポルトガル」は 「プゥートゥーガー」という感じで聞こえる。 夜のテレビでC.ロナウド特集とポルトガルの練習風景を見るこ とができた。練習場にはかなりのファンが来ていて、サインをもら うのは無理そう。 テレビでは、デコが裸足でリフティングをしたり、足をマッサー ジしている様子が映し出されていた。 大丈夫みたい!明日はデコが見れる! FIFAオフィシャルショップには、ポルトガルTシャツが数種 類並んでいた。1枚20ユーロ
2006/6/21 NAC 昨晩はイングランド人だらけで、街はすごいことになっていた。 今朝のドイツの新聞は、デコやCロナウドらのイエローをもらっ ている選手次の試合に備え、ベンチと予想している。 オランダやアルゼンチンも控えの模様。クレスポもでない様子。 このレポートはインターネットカフェからアップしているのだが、 なかなか日本語環境が使えるところがない。 ケルンからゲルゼンキルヘンのスタジアムに向かう道中、出会うの はほとんどメキシコ人! スタジアムに到着。 やはり、ポルトガルはイエローをもらっている5人が揃って欠場。 メキシコは当然ベストメンバー。 デコはウォームアップもしていない。 前半2−1でポルトガルリード! デコは白いポロシャツを着て観客席でCロナウドと一緒に観戦し ている。したがってベンチにも入っていない。
2006/6/27 ユウキ ドイツ滞在3日目にして携帯が壊れ、ネットなし環境となり現地 レポートはなにひとつできず。 チケットを持たずに乗り込んだドイツ ポルトガル対メキシコをなんとか観戦することができた! ダフ屋からチケットを買い、しかも着いたのは前半終了間際。 席は上から数えた方が早いってくらい上の方。 そして極めつけは、メヒカーノに囲まれての観戦・・・ しかも前の席のメヒカーノ親子は試合中だというのに爆睡しているし いったい、何をしにきたのかメヒカーノ かわいいメヒカーノ兄弟を激写させてもらった! 試合終了後、駅のホームで電車待ちをしているデコのユニを着た イケメンを激写!セカンドの黒ユニがしぶい!
2006/7/2 NAC ポルトガル代表と私の旅もまだまだ続く。 今はミュンヘンに向かう列車の中。 イングランド戦 勝利! 昨日は歓喜のため速報不能だった。 すごい。疲れた。 スタジアムはイングランド人が大多数。 イングランドの応援の歓声がすごかった! まさにアウェー。 ベッカムが交代して、ルーニーが退場した時、これはいけるかも と感じた。 PK戦は予想外だった。 延長開始前、スコラーリがボードを使って一生懸命選手に指示する 姿が印象的。戦術は世界最高の指揮官に任せ、選手は安心して戦う ことができる。 デコ情報を少し。 デコはPK後の歓喜の中、同じく出場停止だったコスティーニャと 連れだってピッチに姿を現した。 白い帽子、白いポロシャツ、紺の短パン姿! 戦った選手たちと抱き合い本当にうれしそうな表情。 最後はみんなといっしょにロッカーへ向かって行った。