■契約期間中でも、移籍金を払えば移籍できる
1995年のボスマン裁定以降、可能になった
■移籍金は契約の際に決められる
■移籍金は移籍先チームが肩代わりして移籍元チームへ支払うことが多い
■契約書に記載された移籍金が満額支払われることはなく、両チームが値引き交渉をして決める
■契約期間が切れると、選手は移籍金ゼロで移籍できる
【例】
▼契約書で、選手Aの移籍金が50億円に設定されているとする
↓
▼移籍先のチームは「20億円でどうだ?」ともちかける
↓
▼移籍元のチームは「30億円じゃないと売れない」と応じる
↓
▼交渉の末、25億円で話がまとまる
移籍金を巡るニュース
1995年12月
■ボスマン裁定により、欧州サッカーでは保有権(パス)を盾にした移籍金の請求ができなくなった。南米では2010年現在もパスが有効
1998-99
■中田英寿 ベルマーレ平塚からペルージャへの移籍金は5.2億円
2003-04
■ロナウジーニョ パリ・サンジェルマンからFCバルセロナへの移籍金は36億円
2004-05
■FIFAオールスタースマトラ沖地震慈善マッチには移籍金合計634億円の選手が集まった
■リオネル・メッシ初めてのプロ契約。移籍金は当時最高額のロナウジーニョと同じ200億円に設定された
2005-06
■スペインセルヒオ・ラモスが違約金が支払われたら契約を解除できるという契約を盾にしてセビージャからレアル・マドリーへ移籍
2008-09
■デコ FCバルセロナからチェルシーへの移籍金は16億7千万円。デコは週刊サッカーマガジンの取材に対して「(グラディオラ新監督がデコは)不要だと言ってしまったため移籍金が安かった」と述べている
→デコポン Deco in Book & Magazine
2009-10
■ポルトガル代表ボジングワ FCポルトからチェルシーへの移籍金は32億円
■カカ ACミランからレアル・マドリーへの移籍金は6,800万ユーロ<93億円 当時レート1ユーロ112円換算>
■クリスチアーノ・ロナルド マンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリーへの移籍金は9,300万ユーロ<104億円 当時レート1ユーロ112円換算>この金額は2010年6月現在史上最高。スーペルリーガリスボンからマンチェスター・ユナイテッドに移籍した時は23億円だった
*移籍シーズンは移籍後の所属1年めで表記
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→リーガの移籍期間
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