北村西望


平和祈念像をつくった彫刻家

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多数の作品が井の頭自然文化園 彫刻園に展示されている

北村西望の略歴

1884年12月16日
長崎県南島原市南有馬町(現在住所表記)で生まれる
「お釈迦様がいる極楽浄土は西の方角にある」という言い伝えに因み西望(にしも)と命名された
1900年
南有馬尋常小学校の先生になる。その後体を壊して退職
1903年
京都市立美術工芸学校 入学 建畠弥一郎と出会う
北村西望は名前の読みを「せいぼう」に変え、建畠弥一郎は建畠大夢と改名
1907年
東京美術学校 入学
建畠大夢、朝倉文夫と切磋琢磨して徐々に頭角を現す(のちに官展の三羽ガラスと呼ばれた)
1938年
憲法発布50周年を記念して国会議事堂のホールに建立する板垣退助像を制作
建畠大夢が伊藤博文、朝倉文夫が大隈重信を制作した
1951年
長崎市の依頼で平和祈念像のひな型像の制作に着手
1952年
5月、平和祈念像制作にあたり井の頭自然文化園の一角にアトリエが作られた。翌年からここで制作開始
1955年8月9日
平和祈念像除幕式 →長崎の原爆
1958年
北村西望の寄贈を受けて井の頭自然文化園に彫刻園を開園
1972年
10月、島原城址に西望記念館完成(作品76点展示)
1975年
故郷の南有馬町に西望公園が開園
1982年1月
自叙伝「北村西望百寿の譜」新三多摩新聞社
1983年4月
自叙伝「百歳のかたつむり」日本経済新聞社
1986年
伝記「たゆまぬ歩みおれはカタツムリ」畑島喜久生著 佼成出版社
1987年3月
逝去 享年102歳
1993年
井の頭自然文化園 彫刻園が整備されて再開園
*参考文献
「百歳のかたつむり」
「たゆまぬ歩み おれはカタツムリ−長崎の平和像を作った北村西望−」
「東京都井の頭自然文化園彫刻園−北村西望展示作品目録−」

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