性弱説


性善説でも性悪説でもないリスク管理の考え方
塩崎彰久弁護士のことば
The idea of risk management that is neither a sex good theory nor a sex bad theory

概要
塩崎弁護士がパネルディスカッションに登壇して述べた言葉
掲題:最近の情報漏洩事案から考察する事案対応と平時対応について
長島・大野・常松法律事務所 塩崎 彰久弁護士
日付:2014年9月26日
コーディネーター(司会役)の質問に答える形で語られた
以下はその速記メモから要旨を引用

コーディーネーター
ベネッセでは、社内の人間が持ち出すとは思わなかったと言っている
我々は性悪説に立たなければならないのか?
ベネッセ個人情報漏洩事案まとめ

塩崎弁護士の話
いい人ばかりという期待を持つのはいいことだが、事故が起きないと考えるのは早計
1万人に1人しか(悪い人が)いなくても、それが事故になる
性悪、性善ではない。性弱説に立つ必要がある
そこに誘惑があるのだ。いい人だが、犯罪が楽にできる環境があったのではないか
誘発する環境を作らないことだ

この日、塩崎弁護士は「機密情報流出に関する最新の危機管理実務」という演題で講演した後、パネルディスカッションに登壇。その中で「性弱説」という考え方を述べた
この考え方は引用例が見当たらず、塩崎弁護士オリジナルと推察する。後にインターネット上に性弱説を説明する記事が数点上がっているが、いずれも出典不明であり、この講演を聴講したか、仄聞したと思われる

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