人により解釈が異なり、1つに定まらない「本当のこと」
概要
■事実は1つだが、真実は人の数だけある
■正しいか、誤りかという概念には馴染まない
■意見を戦わせる場にはそぐわない言葉
広辞苑 第七版の解釈
うそいつわりでない、本当のこと。
◆
事実は動詞で表される。真実は思考した判断なので名詞、形容詞で表される
英語
真実:truth
事実:fact
【 時系列の記録 】
- 1983年
- 佐野元春がシングル「スターダスト・キッズ」で「本当の真実」という言葉をつかい、真実は1つではないことを提起した
- 佐野は真実をキーワードの1つとしており、初めてのビデオ作品のタイトルを「Truth'80-'84」としている
- →佐野元春の歴史
- 1996年
- 「名探偵コナン」テレビ放送始まる。江戸川コナン(工藤新一)が「真実はいつもひとつ」を決め台詞として使う
- 2007年
- 佐野元春がアルバム「COYOTE」収録の「荒地の何処かで」で「真実が見にくい幻ならば 僕らは何を信じればいいんだろう」と歌っている
- 2022年
- テレビドラマ「ミステリと言う勿れ」(原作者:碓井広義)で、主人公の久能整(役者:菅田将暉)が「真実は一つなんかじゃない。人の数だけあるんですよ。でも、事実は一つです」と語る
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