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69

  
村上龍が母校の佐世保北高校で実際に起きたできごとを題材にして書いた私小説

佐世保北高のOBには痛快な内容だが、佐世保の私立高校と佐世保工業のOBは読まない方がよいかも知れない。
妻夫木聡、太田莉菜主演で2004年7月に映画が公開された。

映画公開直後、佐世保北高では映画を真似たと思われる落書き事件が二度起こった。2004年8月に訪れたところ、校内に部外者が立ち入らぬよう簡易なバリケードが設置されていた。〜2004年8月記〜

映画「69」は村上龍がメガホンをとらなかったことが功を奏して、原作の味を忠実に再現した好作品。1960年前後生まれの人にとって反則とも言えるギャグが後半にあり、笑いすぎておかしくなりそうな作品となっている。ロケは佐世保市でも行われているが、校舎は佐世保北高ではなく静岡県の学校が使われた。映画に出てくる校章は、実物と似ているが微妙に違う。
〜2004年7月記〜

1987年初刷出版
2004年4月、新装版「69」集英社 出版。村上龍によるあとがきは大きな示唆に富んでいる。

「69」では取り上げていないが、村上龍が高校3年生の年、佐世保北高校では卒業式粉砕の企てがあり、実際に卒業できない者がでた。
当時の教師は首謀者の一人として、村上を恨みつづけている。当時のOBには、村上を裏切り者と評する者が多い。
新装版のあとがきで村上は
「自分はそんなことに意味はないから止めた」
と書いている。客観性を持っていた村上は止まり、免疫をもたぬ者は止まれなかったと拝察する。

2004年夏、佐世保市島瀬公園ヨコの美術館では「69」で使われたセットや地元ポップアーティスト?の作品展が行われた。ブラボーサセボ+69のロゴ入り黄色のTシャツが800円で販売されていた。
〜2004年8月記〜





Copyright しらべる 初出2004年7月