概要
■単行本 252ページ
■版元:文藝春秋
■価格:1,650円
■初刷:2015年11月25日
収録した訪問先
■ボストン
■アイスランド
■オレゴン州ポートランド、メイン州ポートランド
■ミコノス島、スペッツェス島
■ニューヨーク
■フィンランド
■ルアンプラバン(ラオス)
■トスカナ
■熊本県
■自身が写ったスナップ写真が数枚掲載されている
■熊本編の最後にはくまモンが登場する
◆村上春樹は「紀行文を書くには、それを書くという強い意志が必要」「メモを取り、そこから書き起こす」と「村上さんのところ」で述べている。自身を掘り起こして小説を生み出す村上にとって、事実(メモ)から書き起こすというのは、制約が多く難儀な作業だったと推察する。それでも、紀行文集をまとめたのは、次なる長編の前に、そろそろ(長く出していなかった)紀行文を出しておく必要があると考えたのだろう
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