200を超えるブランド牛のなかで最高峰に位置する牛肉
米沢牛の定義(概要)
【1】産地
米沢市、南陽市、高畠町、川西町、白鷹町、小国町
これらを合わせて置賜(おきたま)と呼ぶ
【2】牛種
黒毛和牛で、性交・出産未経験雌牛
【3】枝肉の格付け
米沢枝肉市場、東京食肉卸売市場にかけられたもの
【4】飼育期間
生後32ヶ月以上
【5】東日本大震災後、追加された条件
放射性物質が不検出
米沢牛の歴史
- 1681年
- 上杉綱憲が肥育を奨励。米沢藩に肥育農家が根付くきっかけとなった
- 1766年
- 米沢藩主となった上杉鷹山も肥育を奨励し、米沢に肥育を根付かせた
- 1875年
- 米沢に赴任していた英国人英語教師チャールズ・ヘンリー・ダラスが米沢牛のおいしさを横浜で広める
- ここから、米沢牛の歴史が始まった
- 1894年
- 登起波牛肉店開店
- 1992年
- 米沢牛銘柄推進協議会設立
- 1998年
- 全国肉用牛枝肉共励会で最優秀賞
- 2007年
- 米澤佐藤畜産と登起波がブランド牛「鷹山牛」を商標登録
- 10月6日、松が岬第二公園にダラスの顕彰碑が落成
- 2011年7月
- 東日本大震災後、全頭検査、放射性物質非検出を認定基準に加えた
- 2012年8月
- 登起波五代目店主尾崎仁が「米沢牛物語」を出版
- 2014年12月
- 去勢牛が米沢牛の定義から外れ、性交・出産未経験雌牛だけとなる
■地理的表示(GI)登録されている
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*参考文献「米沢牛物語」尾崎仁 エル書房 2012年