京ぽん　AH-K3001V

　京セラ AIR EDGE PHONE
　京セラのエアエッジホン（ウィルコム）対応電話機。型番：AH-K3001V。

　【時系列の記録】

2004年: 5月14日、AH-K3001V シルバー・白発売。
　シルバーと白は機能は同じだが、ボタンに刻印された文字のフォントが違う。
6月、京セラがDDIポケット（現：ウィルコム）の買収を発表。
7月時点、実売価格：新規7，800円、機種変更9，800円。
　発売から7月末までは品薄で、一部の大手量販店にしか並んでいなかった。当時はシルバーに人気が集中していた。増産分が8月に入って供給され市場に出回った。
8月「京ぽんの本」魚輪タロウ　毎日コミュニケーションズ発売。京ぽんでブラウズする便利なサイト紹介から無料の着メロ・位置情報などの裏ワザ紹介まで。
2005年: 1月刊「逆転戦略ウィルコム」ではこの製品は実は化け物のような商品なのであると紹介されている。移動電話機を使ったネットブラウジングはFOMA、auにも定額制があるが、パソコン接続利用時も含めて定額なのは2005年3月現在もエアエッジホンだけ。ドコモやauの携帯では電波の割り当てに限界があり、パソコンと接続してのモバイル利用を定額にするのは難しいからである。
2月2日、DDIポケットがウィルコムとなり、これに対応したAH-K3001Vのソフトウェアが公開された。パソコンでダウンロード（無料）、USBケーブルで接続してAH-K3001Vにインストールする。
5月、非売品ブック「私が京ぽんを使う50の理由」アスキー～が店頭のプロモーション用に制作される。わかりやすいのにハイレベル、編集者のセンスの良さが伺われる。

■上りと下り共に32Kbpsの速度が出る。
　旧来のエアエッジは上りは17Kbpsだった。
■USBケーブル付属。USB充電可能。
　KX－HV200のようにケーブルを別に買わなくて済む。
■カメラ付き（11万画素）
■SDカードスロットは付いていない。

■POPメールを読むことができる。
■「Opera」ブラウザー搭載。
■電車やバスの移動時にこそ威力を発揮する。メールは友達が少ないと四六時中はこないが、インターネットならば見るところがたくさんある。
■エアエッジホン登場時、日本無線製の電話機に「味ぽん」というニックネームが付けられていた。「京ぽん」は京セラが「味ぽん」の物足りない部分を補って開発するエアエッジホンという意味でネット上のコミュニティで生まれたニックネームと考えられる。
■ ミクシィに京ぽんのコミュニティがあり、2005年7月現在3000人が参加している。