懐かしのラジカセ用語
穴が空くほど読み込んだラジカセカタログ用語集
The boombox catalog glossary that reads as the hole opens
→カセットテープ用語
【あ】
- AUX IN
- AUXiliary IN 外部入力端子
- マイク端子(MIC)と比べると、ほとんど使う機会がなかった
- カタログに読みが書いていなかったので「おうくすいん」「エーユーエックスイン」と適当に読んでいた。間違えていたらかっこ悪いのでラジカセ仲間の間では、この端子について互いに触れなかった
- エアチェック
- ラジオ放送を録音すること
- 当時、レンタルレコード店はなく、おこずかいで買えるレコードは限られていたので(音質のよい)FM放送から音楽を録音することをこう呼んだ
- 【か】
-
- カセットテープ
- 1962年に登場した録音メディア
- →カセットテープ用語
- キュー&レビュー
- 再生中に[FF][REW]ボタンが頭出しボタンとして機能すること
- 押下している間、ヘッドがテープに触れていて微かに音源の音が聞こえる。ユーザーは音が途切れたら素早く手を離す技術を磨いた
- 上位機種に装備されており、カタログでラジカセを選ぶ時の「マストアイテム」だった
- 1975年に発売されたNational RQ-552は初めて自動頭出し機能を搭載した
- 【た】
-
- テレコ
- ラジオを搭載していないテープレコーダー
- →HCT-03
- デンスケ
- SONYの登録商標
- 屋外でのマイク録音に特化した持ち運び用のテープレコーダー
- →録音の趣味
- ドルビーNR
- ドルビー・ラボラトリーが開発した雑音低減機能
- オーディオコンポのカセットデッキに搭載されており、ラジカセでの搭載は珍しかった
- 東芝には独自のADRESという仕組みがあった
- TREBLE
- 高音
- 上位機種はBASS(低音)と高音(TREBLE)の調整つまみが独立していた。中低位機種はTONEというつまみ1つのため、HIGH側にするとLOWつまり低音はすかすかになった
- 【は】
-
- バリアブルモニター
- エアチェック中にラジオの音量を変えても録音レベルは変わらないこと
- 録音回路とラジオ回路が独立している
- BCL
- Broad Casting Listeners 海外の短波放送を聴くこと。海外の放送局に受信報告書を送ると受信確認証(ベリカード)がもらえた。
- National クーガ RF-877 はBCLファンの間で一世を風靡した
- Nationalはラジカセにおいても、早くから短波搭載に積極的だった
- フェザータッチ
- 軽く触れるボタン ロジックコントロール機構で使われる
- ラジカセはしっかり押しこむボタン。フェザータッチはステレオラジカセが世の中に定着してから登場した
- フルオートシャットオフ
- SONYの呼称 他社はフルオートストップと呼ぶ
- 再生、早送り、巻き戻しが終わると自動的にボタンがキャンセルされ、電源が切れる機能
- 搭載以前のラジカセは、自分でストップボタンを押下しなければならなかった。
- カタログを見比べる時、キュー&レビューと並び、この機能を搭載していることがデフォルトだった
- 【ま】
-
- ミキシング
- ラジオ、AUX IN、マイクなどの音源をミックスして録音する機能
- ラジオ番組のDJのように音楽に声をかぶせるオリジナルテープを作ることができ、ささやかなプロの気分を味わえた
- 1974年発売のスタジオ1980はレコーディングスタジオのミキサーコンソールを模した音量調節が付き、大人気を呼んだ
- メカニカルコントロール
- 機械的に操作する制御方式 [再生][停止]などのボタンを押下して操作する
- 【ら】
-
- ラウドネス
- 音量が小さい時、低音・高音を補正する機能
- ロジックコントロール
- 電気信号で命令を送る制御方式 フェザータッチのボタンに軽く触れるだけで[再生][停止]などの操作ができる。SONYだけはロジカルコントロールと表記していた。ロジックコントロールではボタンをヘッド付近に配置する必要がなく、普及と共に機器のレイアウトが変わっていった。
- 【わ】
-
- ワウ・フラッター
- モーターの回転ムラによる音のふらつき。%で表示される。数値が小さい方が高性能
→用語集一覧
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