国産で最初に申請し、緊急承認された新型コロナウイルス感染症の飲み薬
概要
■名称:ゾコーバ錠125mg(一般名:エンシトレルビル フマル酸)
■開発コード:S-217622
■メーカー:塩野義製薬
■経口治療薬
■ウイルスの増殖を抑制するよう働く
ファイザーのパキロビッドパックと同タイプ
使い方
■医師の処方
■感染初期(3日以内から)服用開始 1日5回 5日間服用
塩野義の計画
■2022年3月末までに100万人分、2022年度に1,000万人分以上を生産
■欧米でも承認申請予定
【 時系列の記録 】
- 2022年2月25日
- 厚労省に製造販売の承認申請
- 「条件付き早期承認制度」の適用を求める
- 3月16日
- 米国FDAがCOVID-19のACTIV-2プログラムの一環としてグローバル第3相試験実施を了承したことを発表
- 3月25日
- 厚労省と塩野義が、S-217622の薬事承認後 100万人分を国が購入することで合意
- 5月20日
- 「緊急承認制度」施行
- 6月22日
- 厚労省 薬食審・医薬品第二部会で審議 可否先送り
- 7月20日
- 厚労省 薬食審・医薬品第二部会で審議 可否先送り
- 会議は厚労省You Tubeで生配信された
- 9月28日
- 第2/3相試験の第3相部分で主要評価項目を達成したことを公表
- 10月5日
- Medicines Patent Pool(国連が支援する公衆衛生機関)とのライセンス契約締結を発表
- ゾコーバ S-217622が薬事承認を取得後、低中所得国(LMICs)117カ国に供給。そのロイヤリティの受領を放棄
- 11月22日
- 厚生労働省 薬事分科会・医薬品第二部会で審議 使用許可を可決。これを受けて厚労省が承認
- 会議は厚労省You Tubeで生配信された
- 11月25日
- (パキロビッドパック処方実績のある)医療機関で使用開始
- 12月13日
- 厚労省が追加で100万人分の購入契約を結んだことを発表
- 処方医療機関の限定解除
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