浄土真宗


親鸞が開いた仏教の宗派
日本の仏教としては最も門徒(他宗派では信徒)が多い

信徒数およそ1200万人
東本願寺・大谷派、西本願寺・本願寺派に分かれている
大谷派の公称宗名は「真宗
浄土真宗は、全部では10派に分かれている
門徒数が最も多いのは、西本願寺・本願寺派でおよそ700万人

宗派の特徴
「南無阿弥陀仏」と唱えることが極楽浄土に結びつくとしている
当初より、出家でななく在家仏教として開かれた
非僧非俗の立場をとり、僧侶と信徒を明確に区別していない
自力よりも他力を重視。他力とは "他人まかせ" ではなく、他への感謝で活かされるという考え方
戒名と言わず法名という。法名は釈尊の「釈」と二文字。男は釈■■、女は釈尼■■
死者の霊魂を認めない。不祝儀袋の表書きは「御香典」または「御仏前」を書く。「御霊前」とは書かない
死装束はしない。足袋もはかない

焼香
お香は、いただかない<目の高さに掲げない>
焼香は本願寺派1回、大谷派2回
線香の場合は、立てずに寝せる。2本使わず、1本を真ん中で折り2本並べて火をつけ、香台に寝せる

儀礼
死をけがれているものと捕らえない。喪中、忌中という考えがないので、会葬からの帰宅時に塩を使わない。会葬御礼に「清めの塩」がついていない
「塩、入ってないやん」とツッコム人がいてはいけないので、省略していることの説明書きがついている

仏壇
中央にご本尊<阿弥陀仏の絵像> 両脇に脇掛
位牌を祀らない
置くならば、過去帳<大谷派では法名帳面という>を置く

【時系列の記録】

1173年
浄土真宗の宗祖である親鸞が生まれる
1182年
親鸞が9歳で出家して比叡山で修行を始める
1201年
親鸞 比叡山を出る。法然を訪ねる
1224年
親鸞が「教行信証」を著し、浄土真宗がここに始まる
1263年
1月16日、親鸞 京都で入滅 〜旧暦1262年11月28日〜
1272年
本願寺(後の西本願寺)が建立される
1603年
徳川家康の支援で、教如が本願寺(後の東本願寺)を建立
以後、東本願寺・西本願寺に分かれる

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世界の平和実現 Copyrightしらべる 今日の更新 初出2009年12月 最終更新 2016/11/13