カセットテープ
コンパクトカセット
人類初期の録音を支えた記録媒体
【カセットテープの歴史】
- 1962年
- オランダのフィリップスが開発。カセットテープ、カセットレコーダー発売
- 1965年
- SONYの要請によりフィリップスが特許を無償公開。各メーカーが自由に作れるようになった
- 1966年
- マクセル、TDK、SONYが日本でカセットテープ発売
- SONY、AIWAがカセットレコーダーを発売
- →日本初のカセット再生機器
- 1970年
- TDK「SD」シリーズ発売
- 1971年
- マクセルがクロームテープ発売
- 1973年
- SONYがフェリクロームテープ「Duad」発売
- 1977年
- TDK「AD」シリーズ発売
- 1978年
- SONY「AHF」「BHF」「CHF」発売 初めて透明プラケースを採用した
- SONY「DUAD」発売
- 1979年
- TDKがメタルテープ発売
- SONYがウォークマン発売
- 1980年
- 貸しレコード屋ができてレコードが気軽に聴けるようになり、自家保存用としてカセットテープの需要が一気に伸びた
- 1980年頃〜
- カセットのラベル作りのために、アルファベットや数字のレタリングシートが広く利用されるようになった
- 1981年
- オープンリールカセット THORENS「Super LH-60」発売
- 1983年
- 音楽CDが発売される。音楽媒体はレコードからCDへ急速にシフトした。
- →音楽CDの歴史
- 1985年
- 富士写真フイルムが「AXIA」シリーズ発売
- 佐野元春が音楽カセットと書籍を融合させた「ELECTRIC GARDEN」を発表
- →佐野元春書籍
- 1989年
- カセットテープ年間販売量 5億巻
- 1992年
- TVに出ていなかった佐野元春がTDKのCMに出演
- 2004年
- HDDウォークマン発売 手のひらサイズで13,000曲が収録できた
- この頃から音楽はパソコンで録音してメモリーオーディオプレーヤー(ウォークマン、iPod等)で聴く運用に移行が始まり、カセットの役割は終息へ向かった
- 2010年
- 音楽カセットテープの年間生産量 286万巻
- 2014年
- TDKが記録媒体事業から撤退
- 2016年10月
- 日立マクセルがUDを6万個限定再販(テープはUR)
- 2010年
- 音楽カセットテープの年間生産量 33.6万巻
- 2019年
- カセットテープ年間販売量 1,000万巻
- 2019年7月
- NAGAOKA CTシリーズ
発売 90分テープ 286円
- 2020年現在
- 現役製造販売の日本メーカー品は日立マクセルURとNAGAOKA CTの2種類
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Copyrightしらべる 今日の更新 初出2016年8月