カセットテープ用語


【あ】
音欠け|音抜け|音ぐもり|音揺れ
長期保管テープで(保管中)停まっていた部分の音が乱れること
A面先頭に巻き取り保存していると、A面1曲めのイントロが曇ったような音になり、しばらくすると正常になる
中間保管
音楽カセット
予め音楽が録音されて供給されるカセットテープ
【か】
ガイドローラー
カセットハーフ内下部2カ所に配置された滑車。古いカセットテープから「キーキー」と音がする原因となる部品
カセットがキーキーいう
古いカセットテープを聴く
カセットテープ
1962年に登場した録音メディア
カセットテープの歴史
クランプ(またはテープクランパー)
テープをハブにはめて固定する部品。経年劣化により割れることがある
クロームテープ(Type-U)
磁性粉に二酸化クロムを使用したカセットテープ
ノーマルテープより高級品だったが、音がくぐもっている印象があった
ケースジャケット
収録内容を記載する紙。他にインデックスカード、ラベルなどの呼び方もある
ケーススリーブ
カセットテープを収める透明のビニル袋。売買する商品を入れる
【さ】
シールド板=磁気遮蔽板
テープパッドの奥にある金属部品。ヘッドからテープへ磁気が伝わるのを遮る。 テープの製造年代により形状が異なる
磁性粉(じせいこ)
テープに塗る磁気を帯びた粉。読みは「じせいふん」ではない
スリープボックス
音楽カセットをすっぽり包む紙ケース。1978年〜1983年頃の商品で散見される
セパレートシート(または乱巻防止シート)
カセットを両面から押さえている紙
背見出し(ラベル)
カセットケースの側面に来るタイトル部分のラベル
音楽カセットを並べた時はこの面しか見えないので、コレクションでは重要な部位
【た】
タッピンネジ
2枚のハーフを留めている5本のネジ。+ドライバーで回す。どのネジも同じモノ
中間保管
テープの途中で止めて保管されていること。AB面共に止めていた部分に音欠けが起こる原因になる。
中古品を買う場合、中間保管されていないかはチェックポイントの1つ
ツメ
誤消去防止の仕掛け。ツメを折ると録音ボタンが押せなくなる。 ツメを折ったテープに録音したい時は、ツメの部分にテープを貼る、消しゴムを詰めるなどでツメの代替物を作ればよい
テープパッドまたはプレッシャーパッド
テープに接するスポンジ付の部品
パッドが付いている金属部品はパッド・サスペンション
【な】
ノーマルテープ
クロムテープが発売された後、従前のタイプに付けられた名称
【は】
ハーフ
カセットのプラスチックケース
パッド・サスペンション
テープパッドが付いている金属部品
ハブ(リールハブ)
テープを保持している回転部品
パンケーキ
ハブに巻き取られた状態のテープ
主にカセットテープの材料として巻かれた状態のものをいう
フェリクロームテープ(Type-V)
特殊な磁性粉を塗ったクロームテープ。ノーマルポジションでも聴くことができる
【ま】
巻き取りリール
テープを巻き取っている側のハブをこう呼ぶことがある。この時、もう一方のハブは供給リールとなる。
メタルテープ(Type-W)
非酸化金属の磁性粉を塗ったテープ。1979年から普及した。2001年で製造販売終了。未開封品、中古品がプレ値取引されている
【ら】
ラベル=ケースジャケット
収録内容を記載する紙
乱巻防止シート(またはセパレートシート)
カセットを両面から押さえている紙
リーダーテープ
テープの先端・終端の透明テープ。テープを端まで巻き取った状態で保管して、録音内容が劣化を防止する目的もある。 かつて、ここにヘッドクリーニングテープが付いている品もあった。
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