リニアモーターカーで東京−大阪を1時間あまりでむすぶ新幹線
かつて構想があった第二東海道新幹線の位置づけで建設される
概要
■東京-名古屋予定運賃:11,480円(東海道新幹線「のぞみ」より700円アップ)
■東京−名古屋所要時間(速達時間)
直線案の場合40分。最終案も40分。ただし中間駅無停車の場合
■東京-名古屋工費予測:5兆1千億円(当初) 9兆300億円(2013年9月)
■駅:1県1駅 中間駅舎の建設もJR東海が負担する
→リニアの駅
→リニア静岡
■初代車両:L0系
■経路
東京(品川駅地下)−神奈川−山梨−静岡−長野−岐阜−愛知(名古屋駅地下)−三重−奈良−大阪
・2008年には、速度を上げるためと、工事費削減のために、山梨、長野を経由しない直線案が出ていた
・大深度地下を利用するため、東京-名古屋間の80%が地下になる
・2009年、長野県は駅をあと1つ獲得するために、60km 東京-名古屋の所要時間にして10分 遠回りになるルートを提案したが、JR東海は応じなかった
【中央新幹線の歴史】
- 2000年頃
- 首都移転論争のなかで、正規の移転候補地に入っていなかった三重畿央地域は、リニアモーターカーと第二名神高速道路とのセット開発を前提に、首都を三重畿央地域に移転することを主張していた
だが、中央新幹線は膨大な工事費がかかるため、国会では議論されなかった
- 2008年5月5日
- 讀賣新聞朝刊紙上「リーダーの仕事学」でJR東海社長 松本正之は次のように述べた
(以下引用)
「最大の課題である財源について、当社の自己負担でできるか検証したところ「可能」という結論に達しました。首都圏−中京圏での営業運転を2025年に開始することを目指しています」
(引用おわり)
- 2008年12月24日
- 国土交通省がJR東海ほかに、調査指示を出した
- 2009年3月記
- 2008年12月に出した国交省指示を受け、メディアは着工が確実とみて、着工を既定路線として、報道し始めた。着工は2014年、開通は2025年以前となる見込み
- 2010年
-
4月28日、JR東海は東京−名古屋が2027年、名古屋−大阪が2045年開通見通しであると修正した
8月記 神奈川県相模原市は駅の建設を要求しているが、一方では駅舎の建設費全額負担は拒否している
- 2011年
- 国交省が中央新幹線の営業建設主体にJR東海を指名。建設指示
- 2013年
- 9月18日、ルート最終案発表。東京−名古屋間は40分。最高時速500キロ
- 2014年
- 川勝平太静岡県知事が「大井川の水量」について要望。静岡工区の停滞が始まる
- →リニア静岡
- 2027年
- 品川−名古屋290km区間開業予定
- 2045年
- 名古屋−新大阪間開業予定
参考文献
「リニア中央新幹線で日本は変わる」PHP 2001年8月刊
讀賣新聞 2008年5月5日朝刊 月曜求人面
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