物語では2002年6月、ASUNARO代表楠田ポンちゃん譲一は国会の予算委員会に参考人招致され、インターネット経由で国会議員と相対する。そこで
「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない」
と話す。委員会では参考人は質問してはいけないルールなのだが、ポンちゃんは次々に国会議員に質問をする
これを機にASUNAROの示すモデルが日本に夢を与える仕組みとなっていく・・・
あとがきで村上龍は
「この小説は、著者校正をしながら、自分で面白いと思った」
と書いている