N700系


2007年7月にデビューした新幹線としては初めて、車両傾斜システムを搭載した車両

N700 X編成
N700A

編成番号
Z:JR東海保有のN700
N:JR西日本保有のN700系

【N700系 車両仕様】

窓:初めてガラスではなくパンライトという特殊ポリカーボネートを使用
窓枠は高さ52cm×幅50cm
ヘッドランプ:HID
テールランプ:赤色LED
全車セミアクティブサスペンション
先頭の尖った部分は10.7m(500系は15m、700系は9.2m)

2008年8月 品川駅で撮影

最高時速は500系と同じ300km/h。当初は270km/hと報道されていたが、ダイヤ編成時には300キロとなっている
加速性能が700系より優れる
車両を1度傾け、カーブでの減速を抑える。JR東海道区間ではカーブも270km/hで走行する
傾斜させるメカニズム
ATCで現在位置を把握。カーブにさしかかる手前で、先頭車両から順に空気バネに傾斜角度を伝える仕組み


2010年7月 馬込陸橋で撮影

【N700系 時系列の記録】
2000年
4月、JR東日本とJR西日本が共同研究 開始。
2005年
3月、試作車N700系9000番台が完成
2006年
3月15日「最速への挑戦 新幹線N700系開発」東方出版 が出版される
2007年
6月24日、Nゲージのメーカー トレーンがN700系を発売。945円 8月中旬から豊富に市場に並ぶようになった
7月1日、営業運転開始 のぞみに使用される
JR西日本では2007年度末までに8編成を製造、9編成保有する500系の後任に充てる
2011年
九州新幹線の山陽・九州直通便には、N700系をベースにして開発したN700系7000番台N700系8000番台が使用される
2012年
2011年度中に、すべての「のぞみ」がN700系に替わる
2013年
マイナーチェンジした車両「N700A」の運行が開始される。

【N700系 乗客向けの仕様】

全席禁煙
窓、前後端(=妻壁)に面した席とグリーン車両全席に、電源コンセントがある


2009年3月から、無線LANのインターネット接続環境が提供された
全座席に東洋紡の「ブレスエアー」を採用した

東京−博多間の最速ダイヤは、N700系を使うのぞみ1号で、所用時間は4時間50分
6:00 東京発
10:50 博多着
2008年3月改正ダイヤ


参考文献 
「新幹線全史2」学研 2005年7月
「最速への挑戦 新幹線N700系開発」東方出版 2006年3月

0系とN700系が同時期に現役だったのは、2007年7月から2008年11月までの1年4ヶ月。この期間が初代0系から最新のN700系まで「7車種」に乗れた唯一の時期だった

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世界平和を実現 Copyrightしらべる 今日の更新 初出2005年7月