小河内ダム建設の資材運搬専用鉄道
概要
■名称:東京都水道局小河内線(水根貨物線)
■営業キロ:6.7km
■氷川〜水根沢 間を運行
■小河内ダム建設のために敷設された
■旅客運用した時期はない
■貨物線運行終了後、民間事業者に売却されて、観光鉄道としての利用が地元から期待されていたが、事実上の廃線となっている
■奥多摩湖に鉄道で往けるのはJR「奥多摩駅」まで。そこからは西東京バスで往く
トピックス
■奥多摩むかし道を散策すると、線路・軌道敷、トンネル、橋梁などの施設を散見することができる
■「小河内ダム竣工50年の歩み」に写真が掲載されている
→小河内ダム
2023年5月撮影 奥多摩駅
【 時系列の記録 】
- 1944年
- 青梅線「氷川駅」開業
※1971年「奥多摩駅」に改称
- 1938年
- 小河内ダム起工
- →小河内ダムの歴史
- 1948年
- 10月(戦争で中断されていた小河内ダム)の工事再開にあたり、道路での資材運搬計画が白紙に戻される
- 1949年1月
- 氷川駅〜ダム現場間の専用鉄道敷設を奥多摩郡が決定
- 1950年5月
- 資材輸送用専用鉄道起工式
- 1952年
- 5月、貨物駅「水根駅」開業
- 12月、氷川〜水根間 専用鉄道「小河内線」輸送開始
- 1953年9月
- 東京都と国鉄が氷川駅分岐東京都小河内線専用鉄道連絡契約を締結
- 1954年12月
- 氷川〜水根間 専用鉄道敷設の免許が交付される
- 1957年
- 5月10日「小河内線」運行終了
- 11月、小河内ダム竣工
- 1963年
- 東京都水道局から西武鉄道へ譲渡
- 当初は観光鉄道構想があったが断念
- 1978年
- 奥多摩工業へ譲渡
- 運行されず現在に至る
*参考文献「小河内ダム竣工50年の歩み」東京都水道局
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