着陸直後の旅客機が滑走路上にいた海上保安庁機と衝突した事故
概要
■発生日時:2024年1月2日17:54
■JAL516便 新千歳空港→羽田空港と海上保安庁(羽田航空基地所属)MA722固定翼機が衝突
■海上保安庁機は令和6年能登半島地震を受けて新潟へ物資輸送中だった
【 時系列の記録 】 後に明らかになった記録
- 2024年1月2日
- 事故前、管制官は海上保安庁の航空機に対し「滑走路に入る手前まで走行するよう」指示
- 17:47頃、日航機着陸直後、C滑走路上に居た海上保安庁の機体と衝突し双方が炎上
- 海保機機長は「離陸許可を得て滑走路にいた」「いきなり後ろが燃えた」と報告
- C滑走路上で停止後、機長指示で前方2か所の非常口、乗務員の判断で後方左1か所、合わせて3か所から避難
- 18:05、JAL機乗員乗客全員が安全な場所に避難完了。機長が全員退避を確認後、最後に退避
- 海保機機長は「離陸許可を得ていた」との認識を海保に報告
- 直後から羽田空港全滑走路閉鎖 羽田着陸予定便の多くは成田空港へ目的地変更を打診
- 18:45頃「JALの乗客・乗員379人は全員脱出」の情報
- 18:50頃「海上保安庁機は6人搭乗、5人不明・1人脱出」の情報
- 20:15頃「海上保安庁機 4人死亡、1人安否不明・1人重傷」の情報
- 20:23頃「海上保安庁機 5人死亡、1人重傷」の情報
- 21:15、国土交通省航空局と海上保安庁会見「原因不明。詳細状況未確認。管制内容未確認。海保機の動き未確認。JALから説明は受けていない・・」
- 21:30、A・B・D滑走路運用再開
- 1月3日
- 管制は海保機に「滑走路手前までの走行を指示」
海保機長「滑走路への進入許可を受けた」
と食い違いがあることが報じられた
- 1月8日0時
- 閉鎖されていたC滑走路の運用再開
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