矢祭町

最終更新 2010/8/30
【やまつりまち】地方議会が、合理的に運営されている町
一方では、住基ネットに参加せず、行政合理化に反旗を翻している
福島県東白川郡矢祭町

東京都の国立市と矢祭町だけが、住基ネットに接続していない
国は法律に基づき是正を求めているが、2団体ともに応じていない。現時点では、是正勧告には法的強制力がない
〜2009年5月記〜

場所:福島県の最南端に位置し、南を茨城県と接する
人口:6400人 2009年4月現在

【矢祭町の歴史】

1963年
1月1日、矢祭村から矢祭町となった
1983年
4月、根本良一町長就任 6期24年を務めた間に、日本で初めて、町議会が公僕として働く体制を敷いた
2001年
10月31日、町議会で、市町村合併をしない矢祭町宣言を採択
合併講座 
2002年
8月5日、この日オンライン稼働した住基ネットに、初日参加を見送った全国6つの市町村の1つとなった。2009年5月現在、いまだ接続していない
9月、町議会定数を18人から10人に削減
2006年
「矢祭もったいない図書館」開館 全国から図書の寄贈を受けて作られた
2008年
3月31日、町議会議員報酬を日当制に変更する条例を施行
議員報酬は、日当3万円×年間議会開催日数およそ30日で、年収90万円程度。政務調査費も支給しない。議員が「職業」になっている日本の制度から、議員はボランティアによる公僕と考える欧米に近づいた
名古屋市議会の場合、報酬1,550万円+政府調査費660万円などで、年間およそ2,290万円が支給されている
矢祭へ日帰りドライブするならば、大内宿(福島県南会津郡下郷町)とセットで行くとよい

河村たかし

2005年から毎日1話ブログ「しらべるが行く」

世界の平和実現 Copyrightしらべる 今日の更新 初出2009年5月