情報システム部の宿命

最終更新 2012/10/10
情報システム部宿命についてまとめる

任意の数値が、異なる2つの帳票で数字が違うと、ユーザーから鬼の首をとったように責められる。帳票によって数値の定義が違うことが、素人には理解できない

日本には他人の仕事を積極的に褒める人が少ないので、使いやすいシステムを作っても、滅多に誉められることはない

依頼者(クライアント)の言われたとおりに作っても、システムが使いにくいと、情報システム部のせいにされる
その理由は、依頼者がよく自分の仕事を知らないこと。ユーザーが求めているものを汲み取れない人が「システム担当者」といった肩書きで依頼者となると、こうした悲劇が起きる

システム開発を依頼した社員は、自分が要求を間違えて情報システム部に伝えたことにより、おかしなシステムができてしまった時、周囲のユーザーに対して「情報システム部がまちがえた」「情報システム部が現場を知らない」ためであると説明する

営業・制作の現場を知らない部内生え抜きの人が部門長に座ることが多く、他部門と丁丁発止のやりとりができない
現場を知らないため、営業・制作にへりくだるしか能がない
"現場のいうことは正しいもの"と錯覚している
営業・制作がクレームを持ち込んできた場合、まず、非を認めてしまう
こうした部長の下では、社内において情報システム部員の立場が弱い

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