リーマンブラザーズ倒産を発端とする経済危機
Economic crisis triggered by Lehman Brothers bankruptcy
概要
■リーマンブラザーズは米国の投資銀行
■負債総額6,000億ドル
■倒産の原因
サブプライムローンの焦げ付きが発端
リーマンブラザーズはサブプライムローンの債権を買い取り、金融商品として売り出していた
サブプライムローンは信用度が低い低所得者向け住宅ローンの総称
トピックス
■当時「100年に1度」の金融恐慌と呼ばれた
■世界各国の株式市場が歴史的な暴落
■リーマンブラザーズは1850年、米国でリーマン兄弟が設立
日本における影響
■110円前後→87円まで急速なドル安円高が起き、輸出産業が打撃を受けた
■東証は世界の株式市場で最も下落幅が大きかった
【 リーマンショック前後の歴史 相場の推移 】
- 2006年夏
- 米国住宅価格が下がり始める
- 2007年8月9日
- パリバ・ショック サブプライムローン問題が表面化
- 2008年9月15日(月)
- 米国政府が救済を拒否し、リーマンブラザーズが会社更生手続(chapter11)を申請=倒産
- 2008年9月16日(火)
- 東証の株価下落は5%
- 日経平均 9/12 12,214円→9/16 11,609円(-4.9%)
- 為替105円台半ば
- 2008年9月17日
- 米国保険最大手AIGの経営危機に対しては、米国政府が管理下に置く救済を発表
- 2008年10月8日
- 欧米6中央銀行、緊急協調利下げ発表
- 2008年11月14日
- 第1回G20首脳会合
- 2008年12月19日
- 日銀長期国債買入増額発表
- 2009年12月、1月
- 円が87円を付けた(これが底値)
- 2009年2月17日
- 米国の自動車会社クライスラー、ゼネラルモータースが経営悪化、公的支援を要請
- 2009年4月2日
- 第2回G20 金融規制・監督の強化で協調
- 2012年12月16日
- 第46回総選挙で民主党から自民党へ政権交代
- 2013年3月
- 日経平均がリーマンショック前日の水準を回復 月平均12,397円
(4年6か月を要した)
関連記事
金を買う
Jリート
民主党政権
政権交代