【なとー】北大西洋条約機構
西側諸国の集団安全保障体制
概要
■参加できるのは米国・カナダとヨーロッパの国
■加盟には既存加盟国の全会一致での招請が必要
■加盟国への攻撃は同盟国全体への攻撃と見なし武力で対抗する
■結成以来、NATO加盟国は一度も侵略を受けていない
【NATOの歴史】
- 1949年4月
- 東側陣営(=ソ連などの共産主義国)に対する集団安全保障体制として
西ヨーロッパ連合と米国・カナダ 12カ国で結成
- 1952年
- ギリシア、トルコが加盟
- 1999年
- 旧ワルシャワ条約機構加盟国チェコ、ハンガリー、ポーランドが加盟
- 2001年9月12日
- 米同時多発テロの翌日、条約第5条に基づき「集団的自衛権」の行使を表明
- ※2022年5月現在、NATO史上唯一の集団的自衛権行使
- 2003年時点
- 米国協調か国連協調かという価値観が主体となり、NATOの名前はほとんど聞かれない
- 2004年
- 旧ソ連の国など7か国が加盟
- 2005年
- ウクライナと加盟協議を開始したが、加盟には至らず
- →ウクライナの歴史
- 2020年
- 北マケドニアが加盟して30か国となる
- 2022年
- 2月〜ロシアのウクライナ侵攻により再び存在感が際立つようになった
- 5月、スウェーデン、フィンランドがNATO加盟の意向を表明
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