首都移転
最終更新 2009/6/18
立法、行政、司法の3権を地方に移転すること
推進派は「首都機能移転」と呼ぶ
日本の法律では、首都は規定されていない
かつては、衆議院、参議院それぞれに「国会等の移転に関する特別委員会」が開設されていたが、2009年現在は、開設されていない
2002年5月中に首都移転先を決定することが既定方針だったが延期され、2003年5月、156通常国会で衆院特別委が「意見の集約に至らず」として移転断念を記者会見で発表した
だが、1990年の決議を廃止する法案は出ておらず、首都移転案は、依然として命をつなぎ止めている
- 1990年(平成2年)11月
- 「国会等の移転に関する決議」が衆参両議院で採択された。その後、北東地域、東海地域、三重・畿央地域が候補として検討される
- 1995年12月13日
- 国会等移転調査会報告がまとまる
→調査会報告内容
- 1999年12月20日
- 国会等移転審議会が移転先候補地として「栃木・福島地域」「岐阜・愛知地域」、参考として「三重・畿央地域」の3地域を答申
- 2001年4月20日
- 衆議院がウェブサイトで首都移転についてのアンケートを開始
- 2001年10月25日
- 「国会等の移転に関する特別委員会」 民間人代表者8人を参考人で招致
- 2001年11月21日
- 「国会等の移転に関する特別委員会」 石原慎太郎都知事を参考人で招致
各局のラストニュースでは日本テレビが「今日の出来事」で22秒伝えた。同日その他のニュースは狂牛病感染2頭目、特殊法人を巡る党首討論、イチローMVP受賞が主であった
- 2002年5月
- 首都移転候補地を「栃木・福島地域」「岐阜・愛知地域」「三重・畿央地域」の中から一つに絞るのが既定方針だったが延期された
- 2002年10月
- 155臨時国会で審議
- 2003年5月28日
- 衆院国会移転特別委移転断念決議
2001年10月26日、東京都が発表。首都機能移転費用は20.1兆円
1997年の国会等移転審議会の試算は12.3兆円だが、これには誤りがあるとした
だが12兆にしろ20兆にしろ直接的な投資だけであり、交通・都市インフラから民間の関連投資を含めれば100兆円規模の豪勢な無駄遣いとなる
■ 首都
国を治める役所がある都市
■ 首都移転
「立法=国会」「行政=政府」「司法=最高裁」の3権の移転を指す
■ 首都機能移転
推進派が使っていることば。3権の移転はまさしく首都移転に他ならない
■国会等の移転
この名称ではあたかも国会のみの移転に聞こえるが、「等」の中に行政・司法が含まれている
3権は並立するものであり、国会等のなかにこの2つを含めているのは事実を隠そうとする言葉のマジックである。
首都移転の是非
「国会等の移転に関する特別委員会」について
大韓民国の首都移転
講演メモ *現在公開停止中
国土交通省主催 首都機能移転シンポジウム(基調講演)
国土交通省主催 首都機能移転シンポジウム(パネルディスカッション)
東京都主催 首都移転断固反対総決起集会
世界の平和実現
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