■オペラ劇「カルメン」
1845年にフランスの作家プロスペル メリメが発表した小説。
1873−1874年にジョルジョ ビゼーによりオペラ化。
セビージャのタバコ工場を舞台に、そこで働くジプシー女性カルメンに恋をした兵士ドン ホセが最終的には嫉妬に狂い、闘牛士に恋をした彼女を刺し殺すという物語。
舞台になったタバコ工場は現在セビージャ大学の本部、文学部、法学部の校舎として使われている。
■フェリア
アンダルシア各地で時期をずらして行われるお祭り。その中でもセビージャのフェリアが最も有名。
セビージャのフェリアは一週間続き、会場にはカセタと呼ばれるテント郡が立ち並ぶ。殆どが、個人や企業の持ち物で入場規制をしているため、招待状や知合いのツテが無いと入れない。観光客は数少ない公共のカセタに行くか、遠目にカセタの群れを眺めるしかない。このカセタの中で飲んで、食べて、踊って、楽しむセビージャ人にとっては欠かせない祭りだが、観光客からは排他的な祭りと否定的な意見も上がっている。
■セマナサンタ(聖週間)
日本で聖週間と呼ばれるカトリック信者には欠かせない1週間の宗教行事。毎年春先に行われ、各教会ごとに、イエスキリスト、聖母の像を担ぎ街を練り歩く。イエスキリストの受難を分かち合うため、裸足で像を担ぐ信者や、聖母像に涙する信者も少なくない。
■ひまわり畑
5月後半から6月にかけてひまわりで満開となるアンダルシア。その後は刈り取られ、油やピパ(ひまわりの種に塩をまぶしたもの。ビールのお供やサッカー観戦には欠かかせない一品)となる。
ひまわり畑に感動する日本人観光客にスペイン人は“なぜに日本人はひまわりがこうも好きなのか?”と疑問を持っている。
■ハモン(生ハム)
ウエルバのハブーゴ村のハモンが有名
レコンキスタ時代、キリスト教勢力は豚肉を食さないイスラム教徒に対して、ハモンを食べさせ服従を迫ったと言う説がある
(日本で言う、隠れキリシタンに対して行われた踏み絵と同様)
■グアダルキビル川
俳優の故天本英世氏は愛するアンダルシアのグアダルキビル川に自分の骨を撒いて欲しいと言い残しこの世を去った。
グアダルキビル川とはアルメリア、コルドバ、セビージャ、カディス、ウエルバを通り、657キロメートルの長さを持つ川。セビージャを流れるグアダルキビル川はカヌーの練習場として有名だが水質はかなり悪い。グアダルキビル(guadalquivir)の語源は、アラビア語のal-wadi al-kabir(大河)から来ている。
■CANAL SUR(カナル スル)
アンダルシアの地方テレビ局
毎週土曜22:00からのスペインリーグの1試合を放送する。
スポーツコーナーでは現在4つあるアンダルシアのチームを成績上位順から紹介し、各チームのサッカーファンに対して波風立てない様、言動などもかなり気を使っている。他にクレヨンしんちゃん、ドラえもん、バカボンやキテレツ君など日本アニメを多数放映。
■アランブラの想い出
日本ではアルハンブラとなるがスペイン語でHを発音しないためアランブラが正しい発音。1896年、フランシスコ タレラが作曲。彼が訪れた時のアランブラ宮殿のイメージを曲に綴っている。
■コロンブスが大航海の旅に出たのは、アンダルシアの港町カディス市の港
■「アンダルシアに憧れて」は真島昌利が1989年にヒットさせた歌。アンダルシア州の観光都市グラナダが歌詞に出てくるが、風光明媚なアンダルシアの風景を賛美した歌ではない
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