▼従来「可燃ごみ」は大半が生ゴミだった
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▼生ゴミは燃えにくく、焼却炉内の温度が上がらない
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▼温度が上がらないと、ダイオキシンが発生する
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▼そこで、プラスチック、ゴム等も燃やすことにする
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▼プラスチック、ゴム等はよく燃えて、焼却炉内の温度が上がる
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▼従来は、温度が上がりすぎると焼却炉を傷めることが問題視され、燃やしていなかったが、焼却炉が高温に耐える仕様に変わったことが前提にある。
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▼ダイオキシンが発生しない
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■一石二鳥の効果
1、従来、燃やしていなかったゴミのエネルギーを使い、有害なダイオキシンを抑える
2、ゴミを埋め立てる場所に限りがある自治体では(東京都の場合)場所確保の問題を先送りできる
◆2の問題はサーマルリサイクルモデル事業が直接、意図するものではない
〜2007/10/23記〜
2007年10月1日、日本の各地で本稼働
「可燃ゴミ(燃やすゴミ)」分別に替わる
従来「不燃ゴミ(燃えないゴミ)」で出していたビニル袋などが「可燃ゴミ」として従来の「燃えるゴミ」の日に収集される
不燃ゴミの集配は、1週間に1度から月2度に減った(東京23区の場合)
◆「ダイオキシンが人体に有害」という定説が崩れてからは、単なる「不燃ごみとして埋め立てていたプラ・ゴム・革を燃やし熱回収する取組」であり、埋め立て用地の確保が課題である自治体にとって福音となるものとなった
〜2019年4月記〜
用語
■サーマル thermal =熱・温度
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「プルサーマル事業」は、原子力発電所で生じた使用済み核燃料からプルトニウムを取り出して再利用する事業
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