読み返したいことば


■幸福度が高い人は、吻側前部帯状回の体積が大きく、活動しやすいことがわかった。
日頃から幸福度が高い人ほど、新たにポジティブなできごとがあったときにも幸せ感情を得やすいことを意味している。
持続的な幸福は吻側前部帯状回の体積に関連があり、一時的な幸福はこの領域の神経活動に関連していることが分かった。
脳は筋肉と同じように、鍛えれば鍛えるほど特定の部分の体積が大きくなることがわかっている。
過去の楽しいできごとを思い出したり、明るい未来を想像したり、日々の生活からも小さな幸せを見つけて見ては
出典「いのちの不思議を考えよう 3 脳の神秘を探ってみよう−生命科学者21人の特別授業」

■自分を承認するのは、じつはそれほど難しいことではありません。自分が選んだモノ、自分が好きなモノ、厳選されたお気に入りに囲まれて生活すればいいのです。
「50歳からラクになる人生の断捨離−「新しい自分」と生きるために−」やましたひでこ

■僕が求めている強さというのは、勝ったり負けたりする強さじゃないんです
外からの力をはねつけるための壁がほしいわけでもない
僕がほしいのは外からやってくる力を受けて、それに耐えるための強さです
不公平さや不運や悲しみや誤解や無理解-そういうものごとに静かに耐えていくための強さです
村上春樹「海辺のカフカ<下>」
〜2009年12月読〜

■勇者は何も怖れない人間ではなく、怖れを克服できる人間のことなのだ
ネルソン・マンデラ

■成功とは、要するに毎日自分の好きなことをすることを意味する。好きな人と一緒に何かをし、好きでない人とは席を同じにしないで済むことだ。成功とは望んだものを手に入れることで、幸福とは手に入れたものを楽しむことだ
ウォーレン・バフェット

■自分のいないところで話される、自分についての話は聞くな。そう言う機会があったらめいっぱい避けて通れ
村上春樹「ひとつ、村上さんでやってみるか」

■「まじめ」は生き方として最強である。自分という存在の意味をまっとうするという一点において、まっとうしない卑怯な人生に勝つのである
勢古浩爾「自分の力」を信じる思想

■逆境とはユダヤ人がアウシュビッツ行きの列車で行くも死、帰るも死という状況を言うのであって、読者たちのいう逆境とはただ思いどおりにならないというだけで、逆境でもなんでもない
*会田雄次のことば 河村たかし「国破れて議員あり」

■オロオロしながら生きるより、闘いましょう。「これで精一杯」などと言えるうちはまだまだです。立場の強い相手の顔色をうかがわず、本音を出してください。偽物はバレて、本物しか通用しない時代になります。あなたは、自分が偽物となってもいいですか?偽物は神様に嫌われ、アリ地獄のような不運の中を這いずり回る未来しか用意されていませんよ。本気で勝負するときは、ダメになることを恐れてはいけません。たとえゼロになっても、這い上がる勇気と精神力を養いましょう
下ヨシ子「あなたの流生命」

■すなわち、お互いが素直な心になったならば、悪というものは絶無にできないものであり、共同生活の中において絶えずそれがある程度存在するのもやむを得ない、といったような見方もおのずと生まれてくるのではないかと思うのです。したがって、適当な限度まで悪を少なくしていく努力は続けていくけれども、その悪が存在することに対して必要以上に心をわずらわせることもない。また、激しい感情にかられて悪に対してことさらに憎しみや怒りをぶつけていくこともない。そういった冷静にしておだやかな考え方、態度も生まれてくるのではないでしょうか
松下幸之助「素直な心になるために」

■生まれてきた目的は君の才能に隠されている。自分の才能を発見し、磨きをかけ、それを周りと分かち合いなさい。すると、君は、奉仕の喜びを得るばかりでなく、多くの人から感謝され、そして十二分の報酬を受けるだろう
本田健「普通の人がこうして億万長者になった」

■「自分は、こんな人生を生きたい」という想いが、しっかり定まっていないと、なかなか自分で決断することはできません。自分で決断できなければ、自分の好きなことや得意なことを表現しないまま、普通の人として平凡に生きる人生になってしまいます
*「普通の人がこうして億万長者になった」本田健

■痛みが消えるのは、こういえるようになったときだ。「わたしの背中や腰は正常だ。わたしはもう、この痛みが根本的には無害であること、脳が心理的な目的を達成するために発生させた異常によるものであることを知っている。X線撮影やCTスキャン、MRIで見つかった構造異常は、動作や老化にともなって発生する正常な変化に過ぎないこともわかっている
「心はなぜ腰痛を選ぶのか」

■もちろん、悲しくて一時は泣くかも知れない。しかし、一時泣いたらもういい。いかなる人生のドラマがあったとしても、すぐもとへパッと返って、目の前のことに没入できる。これは、動中の静を体得している人ならできるのだ
深見東州「こんな恋愛論もある」

■もし、誰かにいばられて嫌な思いをすることがあったら、相手はあなたより自信のない人なのですから、思いやりの目で接してあげるようにしましょう
中谷彰宏「心の中に火をつける50のヒント」三笠書房 1997年9月30日

■未成熟なるもののしるしとは、大義のために高貴なる死を求めることだ。その一方で、成熟したもののしるしとは、大義のために卑しく生きることを求めることだ
「キャッチャー・イン・ザ・ライ」J.D.サリンジャー著 村上春樹訳 白水社 2003年4月5日 312ページ

■心の世界を学ぶということは、何かに頼るのではなくて、自分を依存体質から解放していくことなのだと思います。何かにこだわって、一部分しか心を開かないのではなく、心の中、三百六十度全部をオープンにできる自分になると、心が自由になります
中野裕弓「人生がコロッと楽しくなる「魔法の種」の育てかた」

■ヒトは一匹の動物として生まれ、成長し、老い、死んでいく。経済学的に言うならば、生きるということは、与えられた有限の時間の中で自らの人的資本を最大限に活かし、より多くの効用を獲得することだ。カネはそのための手段であり、それ以上のものではない
私たちが生きる自由な社会では、それが法に反しない限り、どのような夢を抱くことも認められている。その夢を実現するために一定量のカネが必要なら、短期間に効率的に獲得することで人生の可能性は広がるだろう。だが、カネそれ自体は何も生み出すことはない
たとえ億万長者になったとしても、失われた時間を取り戻すことはできない。いたずらにカネを増やし、老いて死んでいくだけの人生は幸福だろうか?
橘玲「得する生活」

■「すでにたくさんのものをいただいている」 「すでに充分恵まれている」 との考えかたに至った人たちも、わずかながら(1%)存在します。 病気や事故、災難やトラブルを体験した結果、 「何もないおだやかな日々が最高の幸せ」 と気付いてしまった人たちです。
小林正観「究極の損得勘定2」

べっぴんさんですみれが健太郎に語る言葉
すみれ「成功って何を言うんやろうねお金を持つことかな何かをやってきたと言う証を世間に見せつけることかな。それがもし成功やとしたら私は成功しなくてもいいと思う」 健太郎「それやったら何を目指しますか?」
すみれ「誰かの笑顔を想像しながら日々過ごすことかな」

■感情は感情で仕方ない。それをわざわざ言葉で過剰に補強するのである。自分の現状にたいしてこんな否定的な言葉を自分にいわないことである。(中略)傷口に塩をすりこむように、内心で自分につぶやくことは意味がない。自分をさらに掘り崩すだけである
勢古浩爾「定年後のリアル」

■求めない−ということはなにもしないということではないよ
求めないことでかえって自分の内なる力を汲みだすんだ
自分のなかの眠っていた力を呼びさますんだ
するともっと自然な生き方になる
子どもたちは君と遊びたがるよ 大人たちは君と争わなくなるよ−ときには君を馬鹿にするひともでてくるけどもね
加島祥造「求めない」

■勝つ人の個性というのは他とは違う。勝つための個性−異常性を持っているからこそチャンピオンになれるのだ
水谷隼「負ける人は無駄な練習をする」

■三日間断食してみた。食は生活の句読点であり、それが失われると一日はのっぺらぼうの時間になる。それが失われると生活における楽しさの大半が失われる、ということに気づいた
勢古浩爾「定年後のリアル」

■1対多数の対決となったら数的に不利なんだ。だとしたら「彼らが追いつけないスピードで走ればいいんだ」と思った
佐野元春「Movilist−移動主義者という哲学・ライフスタイル−ACTION1」

■人間は考えることが少なければ少ないほど、よけいに喋る
フランスの思想家モンテスキュー

■「たとえこの世界が明日くずれ去ろうともわたしはわたしのリンゴの木を植えることをやめない」
「希望のことば」
ルター
〜2011年5月読〜

■「わたしはまわりの悲惨な状況についてはまったく考えず まだ残っているうつくしいもののことばかり考えています。」
アンネ・フランク「希望のことば」
〜2011年5月読〜

■「替えのきかない役者になるにはどうしたらいいのか?」
そう訊かれたらぼくは、20代の役者から30代の役者になるためのハードル、30代の役者から40代の役者になるためのハードルをしっかり越えることだ、と答えます
宇津井健「克己心」
〜2010年11月読〜

■やっぱり、ある時から風向きが変わったのだと思う。ある時とは、自分が何ほどの者でもないと言うことに気づき、それまでの焦りを捨て、自分にできることを地道にやるしかないのだと知ったときである。明らかに私の仕事は、このときから開けてきたと思う
大石静「私ってブスだったの」
〜2009年5月読〜

■「日本人はどこから来たか」という問題提起は、日本の歴史を西南方中心の座標からだけ考える犠牲概念にもとづくもので、座標を東国に置きかえて考え直してみると、日本の原人がこの列島内で発生したという考えも、成り立たないとは言い切れない。九州地方はたしかに、南海や朝鮮海峡をわたって外部から入り込んできた人びとの共存ないし闘争の巷として、日本歴史の西南地域の夜明けをむかえたであろうが、東国ないし東北地方にかんしては、別の観点が採用されなければならないとおもう
山崎謙「霞ヶ浦湖賊」

■この種の発言が「わからない」のは、基本的に、発話者の立っている情緒的立場に同調できないからです。 発話者は狭いおたく的世界に入り込みながら、自分の浸っている世界がいかに狭い世界かという哀しみや情けなさをまったく自覚していません。だからこそ、そこで興奮することができるのです。 そして、私たちは別の共同世界に生きているために、その情緒のあり方に共感できないので「わからない」と感じるのです
(中略)
こういう知的隠語を繰り出すことが、なぜ自分の生にとって重要なのかということを自ら問い詰めていないために、いわゆる言語のロゴス的側面が必ず持つ「遊戯」の部分に酔うことができているわけです
(中略)
私たちが日常生活で出合う「ああ、どうしても言葉が通じない」という経験は、ことごとく、ここに根拠を持っていると考えられます
小浜逸郎「言葉はなぜ通じないのか」

■怒りをそのまま表現すると、それを聞く人は魂を冷やすだけだ。松本さんのように、怒りを笑いに転化する錬金術を知れば、世の中に幸福を与えることができる
茂木健一郎「それでも脳はたくらむ」2007年12月

■俺が熱くなるのは、勝つためにできるだけのことをやりたいからだ
もちろん、ピッチの外では落ち着いた人間性を持っている
でも、ピッチの中では友達は一人もいないと思っているし、相手チームは完全な敵だ。だから、常に俺は熱くなる」
デコインタビュー「ナンバープラスFCバルセロナのすべて」文藝春秋 2005年2月

■たとえば、あなたが自らの価値を認められず、ご自分が傷つくことを当然だと感じて自傷行為をおこなっているのなら、そう感じるにいたった事情をあなたはきっと思い浮かべることができるでしょう。(中略)自分の身体を傷つける人たちは、「わたし」の本来の姿が見失われている状態にあるということです。本来の自分ならしないであろう行動をとってしまうのは、どうしていいかわからなくなっているのです
林直樹「リストカット」講談社 2007年10月

■新聞記者は戦争を始めることができる。意図を持てば世の中を危険な方向に導けるのだから。ユーゴの戦争だってそこから始まった部分がある
木村元彦「オシムの言葉」集英社 2005年12月

■人が恋に落ちることは、重力のせいではない
アインシュタイン

アインシュタインは次のようなたとえ話をしたそうです
「美人と一緒に過ごす二時間は、数分のように思えるでしょう。逆に針のむしろに座らされた数分は二時間のように感じます。それが時間の相対性、つまり時間の流れる速さが人によって変化するということです」
佐藤勝彦「タイムマシンがみるみるわかる本」PHP 2006年12月


ベーコン随想集から
「反論し論破するために読むな。信じて丸呑みするためにも読むな。話題や論題を見つけるためにも読むな。しかし、熟考し熟慮するために読むがよい」
「ことばの贈物」岩波文庫 1985年5月刊より

希望という感情は努力が報われると感じるときに生じ、努力してもしなくても同じと感じれば絶望が生じる
ランドルフ・ネッセ

私たちは「ただ老いる」だけの日々を送りたくないものです。「ただ働く」だけの日々でもなく、生活の随所に愛をこめ、意味を見出し、自分しか作ることのできない”財産”としての毎日を過ごしたいと願っています
渡辺和子「愛と励ましの言葉366日」PHP 2004年6月

■コンピューターと脳の間には、いぜんとして巨大な差異がある。脳は、何兆というニューロンを持っており、それぞれが、およそ一万の隣接するニューロンと関係を持っている。ニューロンを、相互に結びつけるのに可能な方法の数は、宇宙における原子の数より大きい。ニューロン間の信号は、デジタル信号ではなく、電位のような、あるいはニューロンを刺激する振動数のような、継続的な可変的性質にコード化される。神経科学からの新しい知識は、疑いもなく未来のコンピューターの設計には影響を与えるだろう。しかし我々は、コンピューターと脳との差異あるいは不一致を過小評価するべ きではない
「科学が宗教と出会うとき」

■恋は一方的に抱くもの。愛は与えるもの。恋愛はその関係の中で、お互いに恋心を抱き合い、愛を与え合うものです
原田真裕美「自分のまわりにいいことがいっぱい起こる本」青春出版社 2004年1月

■日本は、その歴史的、地理的条件からして、ヨーロッパのこの合理主義をほんとうに理解し、身につけようと決意して実行するならば、それが可能なだけの能力を持っています。つまり、あなたがもっているということです。それも古くからもっており、きのうきょうのものではないということが、なによりの強みです。わたしたちは、この能力に自信を持ち、たじろぐことなく進まなければならない。わたしたちが、感情で、つまり、きらいだから、恐ろしいからと言う感情でものごとを考えないよう努力する−。日本の将来を誤らせない努力とは、そういうことだとわたしは思います
会田雄二「合理主義」1966年7月

■人生で最も難しいこと
「それはね、過去を受け入れることだよ。過去をありのままに受け入れ、自分や周りの人、社会、歴史、すべてを許してあげることだ。すべての人が彼らなりのベストを尽くしたのだから。そして、それは全員にとって、ベストだったのだから」
本田健「スイス人銀行家の教え」大和書房 2004年6月1日

■私は、霊視の加藤眞由儒先生に、半年ごとに予言してもらいます
加藤先生は、私が
「それはいいことですか? いけないことですか?」と聞いても
「いいも悪いもありません。 中谷さんは得るものがありますから」と言われます
「ただ、これは時間のムダになります」とアドバイスされます
時間のムダになることは、やってはいけないのです
中谷彰宏「美人の時間術」

■四十代の働き盛りの人達がもうちょっと大きな歴史観と複合的な発想、それから強烈なゲーム感覚を持って変革に挑んでくれることを期待するよりないのじゃないかな
石原慎太郎「惰眠を貪る国へ」

■この世を二度と幸や不幸ではかりません。なんということでしょう。人生には意味があるだけです。ただ人生の厳粛な意味をかみしめていけばいい。勇気がわいてきます
業田良家「自虐の詩(下)」

■その会社の儲かる仕組みを調べ上げ、そのままインターネット上に移すだけなんです。パソコンの得意な人と、営業が得意な人がチームになって、ビジネスシステムを作りあげればいいんです
本田健「小さな小金持ちへの8つの扉」ソフトバンクパブリッシング 71頁 本田晃一のことば

■私からお伝えしたいことは、すべての人に「あなたがあなた自身の、最高の親友になってください」ということです。そして、「あなたが必要とするものはすべてあなたの中にあるのです」とお伝えします
ゲリー・ボーネル「人類アカシャ全史」VOICE 2002年2月15日

■人はどこから来て、どこに行くのか?
画家ゴーギャン 遺作のタイトル

■「私たちは、何度も勝てないはずのレースをモノにしてきた。レースでは、マシンに対する不安など忘れて全力を尽くすだけだ」
ケニー・ロバーツ「ケニーロバーツロードレーシングテクニック」山海堂 1992年8月15日

■わがトイレ人生に悔いはなし
ウォシュレットを開発したTOTOの木村久氏が定年退職の日に語ったことば
「プロジェクトX16」NHK出版 2003年1月25日

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2005年から毎日1話ブログ「しらべるが行く」

世界の平和実現 Copyrightしらべる 今日の更新 初出2004年11月