ベネッセ個人情報漏洩事案まとめ


ベネッセ個人情報漏洩事案について

概要
発端:サーバー管理委託先会社の社員が、会員情報を持ち出して販売した
発覚:ジャストシステムからのDMが発端で、事案が発覚した
ジャストシステムは名簿業者から名簿を買った際、ベネッセの顧客情報から作成した名簿とは認識していないとしている

発生の要因
MTP制限をしていなかったため、被告が充電のためにスマホをパソコンに挿したところストレージとして認識された。それで情報持ち出しが可能な状態にあることに気づいた。被告はこのように管理態勢が甘い情報は「営業秘密にあたらない」と裁判で主張した

お詫び手続き
情報1人あたり、500円が提供される
ギフト券2種、またはベネッセが設立した基金への寄付を選択する
手続き時「個人情報を消去する」チェックがある

【1】500円分のamazonギフト券
ベネッセの手続きウェブサイトから、NTTイージョイカのウェブサイトを経て、amazonの自分のアカウントにギフト券を登録する
途中、ギフト番号をメモ帳などにコピー&ペーストするだけ
あとは画面の指示に従い、肯定的選択で進めればよい

【2】500円分の全国共通図書カード
選択して確定させるだけ。とても簡単
後日、配送される
(お届けまでに最長6カ月程度かかる場合がございます)と記されている

【時系列の記録】

2014年7月9日
当事案が公になった
2014年9月〜10月
被害者へ「お客様情報漏えいに関するお詫びとご報告」が届く
9月25日
ベネッセが経産省に報告
9月26日
経産省がベネッセに対して行政指導
11月13日
第2回公判で被告側は、持ち出した個人情報が「営業秘密」に当たらないとして、無罪を主張した
11月26日
日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)がベネッセへのPマークの付与を取り消した
11月27日
東京の弁護士が13万円の損害賠償を求めて告訴
12月15日
お詫びの品手続き期限
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世界の平和実現 Copyrightしらべる 今日の更新 初出2014年11月 最終更新 2015/1/13