通説
■ジャイアント馬場は著書「16文の熱闘人生」東京新聞出版局 1994年初刷 で次のように書いている
<以下引用>
なんで「60分」ではなくて「61分」なんだろうと、僕も疑問に思って先輩に聞いたことがあります
そうしたら「六十分戦ってきてあと一分で勝負がつく、という非常に貴重な一分だ」と言うんですね
でも「六十分やってきて決着がつかなかったのが、あと一分やってどうして勝てるんですか」と聞き返したら、返事はなかったですけどね。
<引用おわり>
しらべるの推測
当時、日本プロレスは20時からの60分枠で放送されていた
「プロレスは八百長だ」という無粋なアンチ・プロレスファンの中には「野球は試合途中で中継が終わるのに、プロレスはなぜ、放送が終わる時間に勝負がつくんだ?」と揶揄する人がいた
そこで、プロレスもまた、60分枠に収まらない"筋書きのないドラマだ"という意味を、この1分に込めた
プロレスファンはこの1分の理由を思案しては魅惑の世界にはまる
アンチプロレスファンは「なんなんだよ、その一分は」とまた嘲笑する
制限時間60分の試合とは別に、61分の試合を設定することで、その試合に行間の意味を持たせたいと考えた主催者、あるいはテレビ局関係者がいたのだろう
プロレスの歴史
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