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ダイエーの失態
最終更新 2000/11/18
ダイエー球団は、1998年秋に2000年日本シリーズ時の福岡ドームを抑えず、脳神経外科学会大会に明け渡した。このため2000年の日本シリーズON対決は変則日程となった。
リーグ優勝後、王監督は
「この日程はうちに有利」
とコメント。この人らしい立場がわかっていないおとぼけ発言だった。
東京ドームの1,2戦を福岡ダイエーが連勝。
城島は「東京ドームは狭い。福岡ドームに来て欲しい」と早くも楽勝ムードに浸った発言をする。
移動日なしの第3戦を巨人が上原で勝ち2日間の休み。4,5戦を巨人が連勝。東京ドームの第6戦で巨人が優勝を決めた。
シリーズ後、ある巨人選手は「連敗のあと移動日が空かず、いろいろと考えることなく第3戦に臨めたことは大きかった」とコメントした。
NPBコミッショナー事務局は日本シリーズ終了後の11月6日、ダイエー球団に対して3,000万円の制裁金を課した。
また、11月17日に巨人、ダイエー両球団から発表されたトレードは、当初、吉永幸一郎と 大野倫+金銭で進められていたが、巨人が変則日程を快く受け入れたことへの謝意としてダイエー側が金銭を辞する形で1対1となった。
【 2000年 日本シリーズ日程 】
日付 本来の日程 2000年の日程
21日<土>第1戦(セ本拠) 第1戦(セ本拠)
22日<日>第2戦(セ本拠) 第2戦(セ本拠)
23日<月>移動日 第3戦(福岡ドーム)
24日<火>第3戦(パ本拠) 休養日
25日<水>第4戦(パ本拠) 休養日
26日<木>第5戦(パ本拠) 第4戦(福岡ドーム)
27日<金>移動日 第5戦(福岡ドーム)
28日<土>第6戦(セ本拠) 第6戦(セ本拠地)
29日<日>第7戦(セ本拠) 第7戦(セ本拠地)