第43回ドラフト会議
2005に高校生が分離、希望入団枠が採用された。その制度下での3回目の予定だったが、2007年3月、西武の不祥事のため希望入団枠が撤廃された
2007年3月9日、西武ライオンズがアマチュア2選手にかつて金銭を渡していたことを公表。東京ガス木村雄太(2006年ドラフトで横浜の指名を拒否)に270万円、早稲田大学の2007年度4年生野手におよそ1,500万円(うち500万円は一場靖弘問題後に手切れ金として渡していた)
その後、西武では既に入団した選手に出来高の上限を超える支払、契約金の前渡しなどルール無視の悪行が発覚した
2007年秋にプロ野球入りを予定している選手にとっては一生を左右する問題。巨人、阪神、横浜が事前金銭供与問題でオーナーが退陣していた頃、西武はこの問題を起こしていた
【ドラフト会議2007スケジュール】
- 9月15日
- 高校生のプロ野球志望届け締切
- 10月3日
- 高校生ドラフト開催
- 10月27日〜11月10日
- 大学生・社会人プロ野球志望届け提出期間
- 11月19日
- 大学生・社会人ドラフト開催
■注目されている選手
中田翔 投手(プロでは野手希望) 大阪桐蔭 →日本ハムが1巡めで入札、交渉権獲得
大田阿斗里 投手 帝京 →横浜が3巡めで指名
佐藤由規 投手 仙台育英 →ヤクルトが1巡めで入札、交渉権獲得
西武は裏金問題のペナルティとして、1巡、2巡の指名権なし
大学生・社会人ドラフトの1巡めに入札しないと事前に届け出た球団は、高校生ドラフトで2巡目を指名できる
その届け出はなく、2巡めは無し
一巡目に競合抽選を外した場合、2006年はウェーバー順指名だったが、2007年は入札、抽選を繰り返す方式に替わった
巨人はMLB志望の大物野手に去られた苦い経験があり、投手を指名すると推察される。→佐藤由規(ヤクルトに入団)に入札したが外し、藤村大介を指名
春先まで希望球団に行けると思っていたところ、西武の不祥事のため選択の自由が奪われた有望選手たち
■注目されている選手
大場翔太 投手 東洋大 右投げ 6球団が1位指名し、ソフトバンクが交渉権獲得
長谷部康平 投手 愛知工業大 5球団が1位指名し、楽天が交渉権獲得
加藤幹典 投手 慶応大 ヤクルトが1位単独指名で交渉権獲得
田澤純一 投手 新日本石油
宮西尚生 投手 関西学院大
■しらべるが注目する選手
菊田信之 投手 駒沢大
指名なし。プロ野球志望届の提出についても不明
高校生ドラフトの1巡めに入札しないと事前に届け出た球団は、大学生・社会人ドラフトで2巡目を指名できる
その届け出はなく、2巡めは無し