第44回ドラフト会議
2005年開催のドラフト会議より、高校生と大学生・社会人が分離されていたが、今回から元に戻り合同開催(2007年10月2日に合意)
同日、ドラフト会議終了後、育成ドラフトを開催
■2008年10月15日、プロ志望届け提出締切
■2008年10月30日、ドラフト会議開催
■2008年10月30日、育成ドラフト開催。26選手を指名
西武の不祥事がきっかけとなり、2007年から有望選手の球団選択権を奪った。そのために、有望選手が直接MLBを目指す第一例が出た。するとNPBは、そのような選手を日本球界から締め出す、見せしめのルールをつくった
■新ルール
・新人の契約金は1億円、出来高払いは契約金の50%を上限とする。違反球団には罰則がある
・社会人にも「プロ志望届」を提出させる
・日本球団を経ずに海外プロ野球チームに入団した場合、そのチームを退団後一定期間NPBのチームには入れない
■選択方法
1巡めは入札。競合選手は抽選
2巡めは下位球団から順番に指名。同一シーズンのオールスターゲームで勝ち越したリーグが先に指名
3巡めは上位球団から順番に指名
以降は、その繰り返し
2008年から高校生、大学生、社会人合同での選択となった
上位指名では、長期的視野で育成するか、即戦力かという選択が再び迫られる
■注目されている選手
大田泰示 内野手 東海大相模高 〜プロ志望届け締切直前まで大学志望だったが、締切日に一転してプロ志望届けを提出。巨人からの指名を待つ。巨人以外からの指名ならば、進学する見通し
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巨人とソフトバンクが1位指名。先にくじを引いたのはソフトバンク。巨人が交渉権を獲得
2007年春に発覚した西武の不祥事、横浜のルール破りのため、2007年ドラフト会議から選手には選択の自由がない
注目されている選手
■田沢純一 投手 エネオス 〜プロ志望届けを出したうえで、NPB球団に指名拒否を通知。MLB入団を目指すと会見発表した
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指名なし。全球団がフリーパスでMLBに送り出した
■長野久義 外野手 本田技研 〜2006年ドラフトで日本ハムに4巡目指名されたが辞退して本田に入社。巨人以外の指名の場合、本田に残留して2009年ドラフトでの巨人指名を待つ見通し
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巨人より指名順が早いロッテが 2位指名
巨人は指名順がロッテより早い3位指名で、ロッテが獲得をめざしていた斎藤圭祐(投手 千葉経大付高)を指名した
■木村雄太 投手 東京ガス 〜2006年ドラフトで横浜の指名を拒否して東京ガスに入社。2007年3月、西武から270万円を受け取っていたことが発覚。希望枠がなくなるきっかけとなった
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ロッテが1位指名
■松本啓二朗 外野手 早稲田大学
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横浜と阪神が1位指名、抽選の結果、横浜が交渉権を獲得
■野本圭 外野手 日本通運
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楽天と中日が1位指名、抽選の結果、中日が交渉権を獲得。