FA

最終更新 2013/12/1
【えふえー】Free Agent フリーエージェント
NPBアスリートが一定の年数同一チームに在籍すると、他チームと移籍入団交渉ができる権利

一シーズンオフに、一球団が獲得できるFA選手は二人まで
移籍先の球団は、金銭または移籍元球団が求める選手を無償トレード(人的)で、補償しなければならない。※1
人的補償の選手は、移籍先球団がプロテクト名簿(28人)を提出し、移籍元球団がプロテクト名簿外の選手を指名する
2005年は豊田の人的補償で江藤(巨人→西武)、2006年は門倉の人的補償で工藤(巨人→横浜)が移籍している

※1 ランク→補償
A:旧所属球団での年俸上位1〜3位 →年俸の80% or 人的補償+年俸の50%
B:4〜10位 →年俸の60% or 人的補償+年俸の40%
C:11位以下 →補償なし

MLBのFA
1976年より導入された。新人選手のドラフトは下位球団から順番に指名する方式(=ウェーバー方式)で、選手には球団選択の自由がない。その代わりメジャー在籍6年でFA権を獲得できる

【時系列の記録】

1993年
オフから導入
一軍登録 年間150日×9年でFA権を獲得
逆指名、自由獲得枠による入団選手の権利獲得は10年
人的補償でプロテクトできるのは30人+新人2年目までの選手
2003年
逆指名、自由獲得枠による入団選手の権利獲得も9年に改訂
2005年
人的補償でプロテクトできるのが出場選手登録と同数(28人)に減る
2008年
国内移籍 高校生145日×8年、大学・社会人7年、海外移籍9年に改訂

主なFA移籍選手

1993年 落合中日巨人) 駒田(巨人→横浜)
1994年 広沢(ヤクルト→巨人) 川口(広島→巨人) 工藤(西武→ダイエー
1995年 河野(日本ハム→巨人) *この年のFA移籍は河野だけ
1996年 清原(西武→巨人)
1997年 吉井(ヤクルト→メッツ)
1998年 武田(ダイエー→中日) 星野(オリックス→阪神)
1999年 工藤(ダイエー→巨人) 江藤(広島→巨人)
2000年 新庄阪神→メッツ) 川崎(ヤクルト→中日)
2001年 谷繁(横浜→中日) 片岡(日本ハム→阪神)
2002年 松井巨人→ヤンキーズ) 金本(広島→阪神) 若田部(ダイエー→横浜
2005年 豊田(西武→巨人)
2006年 小笠原(日本ハム→巨人) 門倉(横浜巨人
2007年 福留(中日→カブス) 和田(西武→中日) 黒田(広島→ドジャーズ) 新井(広島→阪神
2008年 上原(巨人→オリオールズ) 川上(中日→ブレーブス)
2009年 高橋尚成巨人→メッツ)
2011年 2002年ドラフト会議で大学から入団したレギュラー選手が海外移籍権を取得している。

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