状況
1980年秋、
巨人にドラフト1位で入団した原辰徳は三塁手
だが巨人には正三塁手として中畑清がいた
そこで巨人は原辰徳をセカンドにコンバート
巨人の二塁手には、1980年に定位置を得た実力者篠塚がいた
1981年春
キャンプでは原辰徳と篠塚を競わせた
実績を積み重ねつつあった広角安打製造の篠塚
未知数の長距離打者原辰徳
シーズンが開幕するとどちらを使うのか?
メディアが牧野ヘッドコーチに水を向けた時にこの台詞が出た
それは、事実上、チーム事情として原辰徳を使うという意味だった
開幕戦、巨人の二塁手は原辰徳
開幕後すぐ中畑が負傷したため、原辰徳が本来のサードに
控えに甘んじていた篠塚がセカンドに復帰
中畑が休養している間、原辰徳は一定の実績を残し不動の地位を得た
復帰してきた中畑は、その年に加入した正一塁手の松原をベンチに追いやり、ファーストとして定位置を得た
ことばの意味
■不平等:差別があること。偏りがあること
■不公平:すべてのものを同じように扱わないこと。偏りがあること。
牧野コーチは「差別はしないが、事情により同じように扱わないことはあり得ることだ」と言っていたのだろう
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