早気


【はやけ】会にはいる前に弦を離してしまう、弓道における心の病
アーチェリーではターゲットパニックと呼ぶ

弓道ではもっとも厄介で治りにくい癖
よく的に中り、好調な人に起こる
中ることだけにこだわり、弓術の心を一切学ばなかった人に起こる
実力を過信して、身分不相応な弓力の弓を使うことで起こりやすい
初めのうちは会が浅くなっていく。そこで気付いて手を打てばよいが、中りは出ているため気付かない
そのうちに状態が悪化していく。最悪の場合、大三から少し引き分けたあたりで、耐えきれず弦を離してしまう

早気の直し方
弓道技術書で早気の治し方を扱った本はなかったが、2007年12月初刷の「技を極める弓道」高柳憲昭 ベースボール・マガジン社 では、初めて早気について直し方を取り上げている

素引きを繰り返すだけでは早気は治らない。素引きや巻藁練習では長い会が保てていても、的に向かった時にはぶり返してしまう

2005年から毎日1話ブログ「しらべるが行く」

世界平和を実現 Copyrightしらべる 今日の更新 初出2008年1月 最終更新 2016/2/29